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エアライフルの新定番、ギークスターゲットができました。

私は現在、f-rangeのエアライフルチューナーとして活動していることもあり、年間5000〜10000発近い射撃をしています。

エアスラッグの研究をするためには、一回に200発撃つというのも日常茶飯事です。
例えば1つのターゲットに5発ずつ撃ち込みグルーピング確認、となると200発で40ターゲットが必要になります。

しかしながら、そのような精密射撃に特化した的は日本には、というか海外のショップにもなく、何か良い方法はないかと考えた末に辿り着いたのが工作用の厚手方眼紙です。

手書きなので線を引き間違えるし、シールの位置もズレるw

今まではこれに手書きで十字を書いたりセンタードットのシールを貼っていたりしましたが、最近はエアライフルのセッティング出しの仕事が多く、さすがに手が回らなくなってきたので、それならばときちんと印刷で作ることにしたわけです。

これが私の作ったGeek's Targetです。

元にしたのは300mm×400mmの工作用紙ですが、
まずこのサイズ感が非常に使いやすく、10cmサイズで横に3ターゲット、縦に4列配置できます。弾の種類や弾速でグルーピングを確認するのに15発3的はとてもバランスの良い発射数で、これを縦に4セット、1枚の紙で確認できるのは非常に便利です。
またある程度の腕と技術があれば、この10cmのターゲットエリアで不足が出ることはまずありません。
罫線は10mmの正方形をベースにしていますので、後で弾痕アプリでグルーピングを確認するもの簡単です。

全体の色調も、青と赤の2色のみにしています。
フルカラー印刷ですので、やろうと思えば色々オシャレにはできるのですが(笑)ターゲットに求めるのは見やすさ、撃ちやすさ、使いやすさです。
ベースを寒色の青色の罫線、ターゲットを暖色の赤色にすることで、目が疲れず、なおかつターゲットがはっきり浮いて見えるように考えています。
また黒色を使用していないので、弾着が隠れて見えなくなることはありません。



さて全体についてはそんなところで、
今度はターゲットそのもののデザインについてです。

まずこのターゲットは十字のセンターに5mm/10mmのドットを配置したデザインです。
精密射撃を続けてきて知ったのは狙点が正確なほどグルーピングはまとまる、ということです。当たり前のことなんですけど(笑)

しかしながらドットが小さすぎると、低倍率のスコープを使用したり、ロングレンジの射撃などではスコープのレティクルに隠れてしまうことがあります。

正確さと見やすさを両立するために採用したのが、この中抜きの二重円デザインです。これならば50~100mまで、20倍〜のスコープであれば、正確に狙点を定めることができます。
これは射撃友達のアイデアを盛り込んで作りました。ありがとう!!

それでもこの二重円はスコープや倍率によっては潰れて見えなくなることもあります。そんな時はこの十字をガイドにして、狙点を定められるように考えています。

最後に、使用している紙は工作用紙より僅かに厚みを持たせた官製はがき〜名刺程度の非コートの厚紙です。
丸めて製図ケースに仕舞えて、かつハリがあって的台にも張りやすい紙を選んでいます。これは使い勝手を優先してあえてこのバランスにしています。
流石に極厚ボール紙ほどの弾抜けは確保できないので、穴だらけの的台で使った時にはやや頼りなく感じるかもしれませんが、そんな時は後ろにボール紙の台紙を貼ると解消できますので、各自工夫をしてみてください。
近いうちに実際のレビューもしてみたいと思います♪

そんなわけで、ギリギリ猟期前にデリバリーできそうですので、
ぜひ皆さんも使ってみてくださいませ。

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