上手く小説が書けない自分への処方箋は苦しくても「書く」しかない。書く習慣を途絶えさせないようにするためには?
10月活動振り返りで、「頑張ったことが無かった」と語ったさわなです。
10月に書き終えることを目標としていた小説を書き終えることができませんでした。それが最大の反省点です。
今回は、何故頑張れなかったのか、どうすれば頑張れるのか、分析して解決策にたどり着きたいと思います。
事実&反省点:小説を書き終えることができなかった
目標達成できなかったのは、「小説(創作)に打ち込める心境ではなかった」ので、小説を書かなかったから、でした。
気持ち面で意欲が低下していたのが主要因と分析できますが、その根底となる問題がありました。
「創作時間がない」です。
(子育て・家事の主婦業と正社員のフルタイム勤務という背景)
時間がないことも創作意欲を低下させる要因のひとつだと思います。
まずは時間がない(=創作活動時間の確保が難しい)について、考えてみます。
現状分析
■創作活動の確保が難しい件について
ここでは、いかに時間が無いかということは語りません。
過去に書いた創作活動時間を捻出する記事で分析している通り、時間を捻出するのは苦労が耐えません。ボーッとしていれば時間なんて水のようにサーッと流れていきます(↓)
プライベートを割り込むように仕事が忙しくなると、さらに時間の確保が難しくなります。
定時で仕事を終えても、精神的に疲れていると創作活動に気が向かなかったりします。
時間の無さは心を亡くしてしまい、さらに心を癒す時間に使うために創作活動時間が無くなる悪循環になります。
時間が無い中でも、なんとか筆を進めようと頑張りますが、進捗が悪いことがさらに気力の低下を招き、創作活動に気が向かなくなる現象になります。
まとめると、
<常時>
時間が確保出来ない→進捗が悪い→意欲が下がる→創作活動に気が向かなくなる
<繁忙期>
時間が確保出来ないかつ精神的疲労→心を癒すために時間を使う→さらに時間が確保できない
創作時間を確保するために仕事を辞めたり減らすわけにはいかないので、現状のなかでどうやりくりするか考えます。
(仕事を辞めたら創作活動に身が入らなそう)
「意欲低下」ワードが頻出したので、これがキーになりそうです。
時間が少ないなかでも、意欲をどう向上させるか。低下させないかが鍵になりそうです。
■意欲低下について
時間がない→進捗が悪い→意欲が低下する
この流れですが、「進捗が悪い」は結果に対して抱くものでもなく、「時間がないなかで書いてもどうせ進捗が悪いだろう」と、やる前から諦めさせるようなものでもありました。
時間が細切れでも、書いたら書いたでそれなりに書けたことがありました。
なので、やる前から諦めるのではなく、1行でも書き進められたらそれでバンザンザイと、自分を全肯定することにしました。
取り組むにあたって、「いきなり1行目から書く物語制作術 創作実践シリーズ Kindle版」という本がわたしを後押ししてくれました(本の感想はこちら↓)
あれこれ考えるより先に腕を動かす志向にシフトして、毎日数百時~数千字、時には筆休みを挟みながら進めてきたのですが、物語が終盤に差し掛かるにあたり、ブレーキがかかりました。
執筆に気持ちが向かなくなり、書きたくない。と感じるようになりました。
「時間がない中でも進捗を気にせず書く」アグレッシブ姿勢になれたのに、なんでかな?と自分に問いました。
(↑)自分と向き合ってみると、「自分の書いた文章が自分で面白いと思えない」のが原因でした。
うまく書けない。
には、
アウトプットできない(言葉に表現しがたい)
と、
書いたものがつまらない。楽しくない。
があると思います。
前者については常に悩んでもがいているので通常営業として、後者は今まで感じたことがなかったんです。
意欲が低下する原因「楽しくない」を倒すのは厄介です。
自分で文章を書いていて楽しいと思えるように変わっていくにはどうしたらいいのか、考えてみることにしました。
「書いたものがつまらない」は書かないと解決しない!?
いきなり核心になります。
「書いたものがつまらない」はやっぱり書かないと解決しないと思ったんです。
書いて、書いて、自分と向き合うしかなく、向き合うなかで自分の文章を見つめ直すしかなさそうです。
だけど、「書いたものがつまらない」と書くのをやめてしまっては、自分の文章と向き合う機会が減って、進展がありません。
「書いたものがつまらない」を解決するために、
「書く」機会を作ることが必要で、
「書く」ことに気が向く、「楽しそうだから書く」と、いう環境作り&行動変容が必要だと思いました。
行動変容:楽しく活動するために
楽しく創作できる環境作りと姿勢とはどんなものでしょうか?
私は「今自分が1番したいことをやってみる」=「楽しいこと」と解釈しました。
これまで行っていた進捗のために日々設定していたタスクを設けず、自分が楽しそうと感じる気持ちに任せて書くスタイルにしました。
以前は時間を効率よく使って創作活動しようと思うあまり、毎日タスクを決めて、終わったらチェックを入れるようにしていたんです。
達成できず、翌日に持ち越すタスクが増えていくとゲンナリしていました。
やる気を低下させるような「○○しなきゃ」はやめて、思うまま、今一番したいことをするようしました。
創作活動以外にも時間を使っても良し、楽しい方へ楽しい方へと動く。
そんな感じで1ヶ月近く時間が過ぎたので、振り返ってみると…
振り返り:提案通りに自分の思うままに行動した結果
ストレスはなかったけど、進捗が悪いという結果でした。
自由気ままはそれはそれで怠けグセがついてしまうようです。
この策のメリット・デメリットについて振り返ってみました。
メリット
ストレスがない
タスクに追われない
日々の計画を立てたり修正する時間が減り、その分自由に使える
直感的にアイディアがおりてくるようになった
デメリット
タスクを設定していない分、進捗が悪い
タスクを設定していないので、目標を見失う
進捗が悪く、作品投稿も遅延するので目に見える成果を実感できない
自由すぎるというのも逆効果のようです。
タスクほど、縛りがなく、モチベーション向上になるような目標が必要みたいです。
例えば、創作企画に参加したり、賞に応募してみたり、文芸フリマみたいに公開する場や機会が無いとやる気が上がらないみたいですね。
そして、気ままに過ごした結果、楽しかったか?
と言うと、微妙です。
やっぱり書いてみると「面白くないな」と感じることがあります。
ストレスフリーで精神的負荷は少ないけど、楽しくもない。本来の目的を果たせていません。
考察:ひたすら引きこもって書いているいるから?
小説を書き始めた時は楽しかったんです。
書く経験が少なかったのになぜだろう?
楽しかった時期はコンスタントに作品を公開していました。
読者さんからちらほらコメントを貰ったりして、モチベーションも上がりっぱなしでした。
今は完結させるまで公開せず、書き終えてから投稿するようにしています。書き終えるまでに2~3ヵ月かかります。
書いている間はしんどいし、公開後の反応が乏しかったりするとだんだん気持ちもしぼんでいきます。
ひとりでコツコツ書いているテンションのまま、公開後も高揚感がないんですよね。
小説もナマモノでライブ感が大事なんだなと感じました。
完結後の投稿スタイルになったきっかけは、突然やってきた燃え尽き症候群のせいでした。
投稿しながら次の話を書いていく精神的負担がやる気を上回ってしまい、糸がプツンと切れてしまいました。
なんかもう、全般的に作品を公開することに対して、軽い恐怖を覚えるようになった感があります。(完結せずに更新が途絶えてしまう恐怖に怯えている)
改善案:楽しく活動するための処方箋
■一定期間でライブ感のある投稿を試みる
挫折したことをやるのは真逆の行動ですが、11月後半から年内までの期間で、思いついたショートストーリー毎日投稿していくのはどうだろうか?
ショートストーリーならハードルは少ない:プレッシャー=ストレスが少ない。読み切りなので、完結させなくてもいい
ライブ感:反応があればモチベーションアップ
期間限定自主企画:企画のワクワク感で楽しくなりそう
こんな感じで期間限定で、文量が少ないなら、執筆しながら投稿も苦ではないと思い立ちました。
気ままに書くの反省点は目標設定がないことです。
タスクに追いかけられるストレスから解放されたのですが、張り合いがなく、筆は伸びません。
そこで緩い目標設定をすることにしました。
■緩い投稿目標設定
今年は短編も含め、2本の小説を公開し、あと1本は見直し中で年内に公開できればというところ。
自分のポテルャルとしては3タイトル作品が書けるのが妥当と判断しました。
年内に3作品書いて公開しよう!!
来年は各タイトルの文字数を増やせるように(短編を長編に)、作品数を増やせるように(3作品と言わず4作品以上に)毎年目標を更新していけばいいのでは…!
①~③の作業期間の目安を設けて、その期間内に書き終えることにしてみます。
①1月~4月
②5月~8月
③9月~12月
今年はすでにこの予定は守れていないので24年から頑張ります!
まとめ:楽しく書き続けるための処方箋
一定期間、コンスタントに投稿する機会を作る(改善案から)
緩い目標設定を設ける(改善案から)
タスクを作って自分を追い込み過ぎない(行動変容から)
「書いたものがつまらない」の根本解決は出来なかったし、自分の文章のどこがつまらないと感じるのかの分析はこれからです。
書いて、見つけて、公開して、振り返って、乗り越えていきます!
*
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