筆がのらない。そんな時
執筆中の小説の、筆がのらない。
メイン場面、山場のシーンは書き終わり、あとは場面の繋ぎを書けば完成というところ。
筆がのらない。
あともう少しなのに。
もう少しで書き切れるのに。
そんな苦い思い出でいる私は、
先々月も同じことに悩まされていた。6月から「うまく書けない」悩みを引きずっている。
今ちょうど風邪をこじらせてしまって、体力も気持ちも落ちてきている。
そのせいか、「ちょっと横になりたい」っていう気分だ。
「ちょっと休みたい」
そんな気持ちで筆を置いてしまうと、しばらく書く事をしなくなってしまうのではないかと不安で、
苦しいと思いながらも、ずるずると文字を書いている。
執筆を休んでみるってことに戸惑いがある。
正直、体調を崩したり、仕事や家庭の都合で丸1日執筆をしていない日はある。でも、そんな時でも頭の中では物語のことを考えていて、「何を書こうか」企んでいる。それはそれで楽しい。
でも、いざ書くとなると、思うように筆が進まなくて苦しい。
頭の中で自由に描かれていた物語を文字にすると急に拙くなる。
想像では羽根を羽ばたかせていたのに、地を這う小さい生き物になっている。そのギャップは自分の技術力の無さによるところなんだけど、自分で書いていて、苦しくなる。
気持ちが落ちている時は尚更ダメージが大きい。
休むなら、綺麗さっぱり忘れて、筆休日をするべきか。
そうしたら、次書く時には苦しくなくなっているのだろうか。
悩みながら、私は今日も1字1字迷いながら、言葉を綴っている。
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