台本制作の舞台裏_バックヤードへようこそ_感じたこと語ります_

たくさんの言葉を知って文字に強くなろう!

言葉に関するコラムです。一般には語彙力と言われるものについて。
語彙力を高めるには言葉の知識を増やす。それにつきます。言葉を知ることでお得になること、私なりの増やし方について語っています。

知っている言葉数が増えると何がお得なのか?

私が思うのはこの二つです。
・短い文字数で多くの情報を伝えられる
Twitterのツイートは140字の制限が在りますし、そのなかでより伝えたい情報を伝えるかが鍵です。
日常会話やビジネス文書においても簡潔に表現することができます。
主語・術語・形容詞を含めた文章がひとつの単語として表すことができれば助詞(てにをは)の数が減るので文章がスッキリします。

・表現の幅が広がる
専門用語や業界用語、昔の言葉、方言などで表現すると言葉に雰囲気が出ますし、こなれ感、プロっぽさが出ます。
ある業界のお話や台詞なのに、業界用語が一切ないと雰囲気が出なかったりします。少しでも良いので何か入れておくとそれっぽくなります。

でも伝わらないと意味がない

台詞における言葉はパソナリティーやキャラクターに繋がるけど、言葉選びが難しすぎて伝わらないのは本末転倒。
意味は分からなくても何となく想像できる言葉を選ぶか、対比で視聴者感覚のキャラクターを登場させて解説させる仕掛けを作っておくと、「なんだかよくわからない問題」を防げると思います。

増やし方

多くの言葉に触れよう!
それに尽きます。方法はなんでも良い。新聞記事でも週刊誌でも漫画でも小説でも。自分が「これは新しい」「いいな!」と思ったけど言葉を取り込んでいくんです。
漫画や小説だとキャラクターが発する台詞が台本の台詞ってところに生きてくると思いますし、ストーリーを俯瞰で見ればキャラクターや世界観の作り込み、ストーリー構成や骨子の組み立て方の参考になるかと。
新聞記事や週刊誌はビジネス表現向きですね。固い文章が多目ですが日常であまり触れない単語に触れる機会も多く言葉を増やすのに役立つと思います。イメージ的に漢文っぽい(漢字が多い)。

知ったかぶりしないでいちいち調べてみよう!

増やし方のもうひとつの方法は調べること!
とにかく言葉の意味を検索して調べるに限ります。
表現の幅の広げ方の一つに、同じ意味を別の言葉で言い替える。そんな訓練すると表現力が増えてくると思います。単語を異なる語形で代替えしたい場合は類語検索って手法が有効です。

制作と製作の違い

一例です。どちらも「せいさく」と読み、何かをつくることを表してますがつくる対象が違います。
制作:芸術作品をつくる。
製作:実用品(機械や機器など)をつくる。

メディア業界は特殊でふたつの「せいさく」を使い分けているようです
映画やテレビ番組を作る「せいさく」会社は制作。配給元や放送局は製作。つくる実働部隊ではなく道資金調達担当に製作とつくようです。

何となく同じ意味だと思っていた言葉も使い方が違う場合がありますので、「おやっ?」と思ったら検索魔になって調べまくることをおすすめします!
ちなみに私は台本をつくるときは制作の字を使っています。
あとはここの節、あえてつくるをひらがなの「つくる」にしています。つくる対象によって漢字が「創る」「作る」「造る」と色んな漢字があてられると思ったのでひらがなにしました。(個人的には複数の漢字があてられそう、適切な漢字が不明の場合にひらがなにしていることが多いです)
文字として色んな表現があって面白いと思います。

まとめ

・言葉数を知ることで表現の幅が広がる。短い文字数で情報を伝えられる。
・折に触れ言葉の持つ意味を調べよう!
・日常生活で新しい言葉をどんどん取り入れていこう!


~最後まで読んで頂き、ありがとうございました~

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さわなのバックヤード[創作RooM7号室]
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