Pixel art 古事記 〜葦原中国平定〜
目次
建御雷之男神
力比べで勝負!
建御雷之男神
葦原中国を平定で派遣された神がことごとく失敗した後、高天原では神八百万の神々が総出で作戦会議をした。
葦原中国を平定する為に次は誰を送るか話し合った。話し合いの結果、天之尾羽張神(アメノオオバリノカミ)の元へ鹿の神(アメノカクノカミ)を遣わした。鹿の神は身軽に道なき道を行ける神である。天の安河の川上に住んでいた天之尾羽張神は天の安河をせき止め、道を塞いでいていた。
鹿の神は無事辿り着き要件を伝えると、天之尾羽張神は「それならば息子の方が良い」と推薦し、息子の建御雷(タケミカヅチ)を遣わす事にした。
建御雷神は葦原中国を平定しに下の国へと向かった。
力比べで勝負!
出雲の伊耶佐小浜(いざさのおはま)に降り立った建御雷神は、十束剣を波の上に逆さに突き立てるとその剣先の上に胡坐をかいて、大国主神に対して国譲りを申し出た。大国主神はこの件を2人の息子に託した。
息子の事代主(コトシロヌシ)はすんなりOKしすぐに船の中に隠れてしまった。
息子の建御名方(タケミナカタ)は、建御雷神に力比べを挑んだ。手を握り合い力を入れると建御雷神の手はつららや剣に変身した。怯んだ建御名方は建御雷神に一瞬で握り潰されて放り投げられた。この力比べによって国譲りが完了した。この戦いは相撲の起源とされている。
大国主神は国を譲る代わりに、出雲に立派なお社建ててそこに祀って欲しいとお願いした。それが現在の出雲大社である。
そして大国主の世は終わった。
つづく