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私(satomi)ができあがるまで…⑥

その頃、私は書店に行くと必ず、占いや宇宙や波動、スピリチュアルに関するコーナーの前に、吸い寄せられるように立ち入っていました。

もちろん大好きでとても興味のあることでもありました。
そして今の現状を変えたいあまり、何をすれば良いのか、とりあえずできることをみつけようと、気になる本や雑誌を手に取り片っ端から読んでいました。

当時はまだスマホのない時代です。
本や雑誌が唯一の情報源といっても過言ではありません。
自由になるお金は少なかったけれど、気に入ったものは購入して、子どもが寝静まった後に読み更けっていました。

情報は頭に入っても、ちゃんとした目的もない、計画性もない私の現状…。
当時を振り返ると、気持ちばかりが焦っていたような気がします。

些細なことでイライラしたり、とても怒りっぽかったです。
そんな自分を変えたいと思い、パワーストーンも身につけ始めました。
開運したい一心でした。

つけていないと落ち着かないほど、お守りみたいな感じになっていました。
そんな日々を過ごしつつ、ある日、いつものように書店に寄りました。

そしていつものように占いコーナーへ…。
その日、何となく手に取った一冊の本が私を魅了しました。
それは、今の私の原点とも言え、聖書とも言える、素晴らしい本との出会いだったのです。

それは数理運命学が書かれた本でした。
数ある書籍の中から何気なく手にしたもので、数秘によるものでした。

自分の誕生日の該当する所を探して読んだ時、私は人目もはばからず、無意識にうなずきを繰り返していました。

これはなんだ!すごい!数字だけで何故わかるのか?と不思議でなりませんでした。

0から9の数字が表す世界があって、簡単なようでとても奥が深いのです。
そして私にはその世界の広がりの先が感じらたのです。深い!

私は導かれるままに、その本を手に、レジへ向かっていました。

その日から、ずっと毎日、目を通していました。

そして自分の運勢を調べまくりました。
毎日の運勢にはじまり、月ごとや年ごと。
おおまかな運気の流れなど。
数字だけでこんなにわかるのか?とびっくりしました。

今日はこの数字だから、無難にいこうとか、新しく始めてみようという感じで、そんな風に運気の流れにそって、毎日を過ごすことが日課のようになっていました。

自由に動くことが好きな私には、調べ過ぎて動きにくいこともあったりしたけれど…笑。

身体のことや相性、恋愛などもわかって、数字の深さを感じました。

人は生まれる日を決めてくると聞いたことがあるけれど、その人それぞれに背負っている数字があると思います。

生きているなかでも、たくさんの数字に日々囲まれています。
数字が意味する世界はスピリチュアルと密接していると私は感じます。
とても不思議で面白い世界です。

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