
240203_現代人はたぶん唾液腺が退化している
身体の部位で使っていない部分があると退化してくるという話がありますが、取り扱う情報量が増えて日々、マルチタスクのような様相が生きている現代人は特に外部に映る現象に没頭し過ぎて、自分の体に意識を向けることが疎かになっています。
飲食店に行くとランチや何かを食べている人を見かけると決まって携帯電話を見ながらモグモグして食べ物を飲み物と一緒に流し込んでいる様を見かけます。
咀嚼もわずかでほぼ水分で飲み込む感じになっているので唾液分泌量は減少の一途を辿っているでしょう。
携帯を見ながらご飯を食べるって行為は時をさかのぼると携帯が登場する以前はテレビの時代だったのでテレビを見ながら食べるってのが主流であったところ、そのテレビが携帯に変わったという感じでやっていることは昭和も平成も令和も対して変わっていない感じで。
テレビがいつ登場したか?という明治時代以降となるので、本格的にテレビばっかり見る家庭が登場し始めたのは昭和ぐらいなんですかね?
なので昭和ぐらいから人間の一日の唾液分泌量が相当に減っていっているのかな?と推測できます。
唾液分泌量が減ると何が起こるか?って話になりますが、まず体が貧弱になってくるでしょう。咀嚼回数も減っているってことですからね。口の中が乾きやすくそこから病原菌の侵入が容易くなり・・・ということも普通に考えられます。
江戸時代にテレビがなかったとした場合、当然、江戸の人間のほうが屈強であったと予想できますが、そこに唾液量が多かったという要素もあるのかなーと思います。
長距離を行ったり来たりできる体であったという飛脚が梅干しをよく舐めていたという話を聞くと、一見、梅干しにスーパーパワーが宿っているように思ってしまいますが、梅干しを舐めることで分泌される唾液量が半端なかったのではないか?と推測しています。
飛脚が長距離を行ったり来たり出来ていたのは今の時代では考えられないぐらいの唾液を飲んでいたからか?と考えたりしています。
菜食主義の人は老けるのが速いって話がありますが、自分としてはこれは一部で当てはまっている事実と見ていて。一時、何故、菜食主義者って老けるのが早いんだろ?と思っていたことがあって、栄養素が偏るからぐらいにしか思っていなかったのですが、どうやら粗食回数が極度に減って唾液を飲む量が著しく減るからであろうという新たな見地が出来上がっています。
・・・となると唾液が不老長寿の薬って言われるのも強ち間違っていないなーと思うところがあります。
ということで現代人は口の中が乾きやすくなっていて、何が起きているか?と言うとたぶん唾液腺が退化しているあろうというのが今の結論です。結果、老化が早くなっているでしょうということになります。

ヒビキアマカム