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【仕事のお悩み】仕事のスピードが遅く、人から評価されなくて困っています。
毎日一生懸命仕事をしているけれど、なかなか仕事が進まず、上司や同僚からいい評価をされない……。そんなお悩みはないですか? その原因は「数字で示していないこと」にあるかもしれません。
本記事では『数字で示せ 3秒でイメージさせて相手を動かす技術』(定居美徳)から、人から協力を受けやすく、いい評価してもらえる「数字で話す技術」を書籍から一部抜粋してご紹介します。
数字で話す人は、話さない人の何倍も先を行く
スピード✖️協力✖️評価で差がつく
数字でうまく話す人は、話さない人の何倍も得をしています。
なぜなら、仕事のスピードも、得られる協力も、与えられる評価も、話さない人より圧倒的に上だからです。3つが掛け合わされれば、当然相乗効果で年収や出世には何倍もの差がつくでしょう。
「時間あるとき」はいつまで経っても訪れない
まず、数字で話すと仕事のスタートが早くなります。
あなたは、2人の上司から仕事を頼まれました。どちらを先にスタートしますか?
上司A「時間のあるときにやっておいて」
上司B「明日の15時までにやっておいて」
上司Bの仕事ですよね。「時間あるとき」は、いつまで経っても訪れないのです。
夏休みの宿題も、8月31日という期限がないと、終わらないのと同じです。
また、数字で話すと、仕事の進みが速くなります。
別の日に、2人の上司から展示会の集客を依頼されました。
上司A「来週の展示会、集客は、君にまかせた! 気合いと根性でがんばれ!」
上司B「来週の展示会、あと50人集客するために、顧客リストへの案内メールを500通出しておくように」
これも、ほとんどの人は、上司Bの依頼から先に取りかかるでしょう。
スピードが求められるときは特に、数字で話すことが大切です。
数字を使った評価はパワフル
最後に、数字で話すと人から選ばれ、人に評価が伝わります。
あなたが、海外ビジネスを担当する社員の採用面接をしているとします。
他の条件がほぼ同じだとしたら、どちらを選びますか?
Aさん「ビジネス英語は問題ありません」
Bさん「TOEIC930 点です」
Bさんですよね。
誰かを選ぶとなったとき、数字を使った評価は、パワフルなのです。
このように数字で話せば、仕事のスピードがアップし、人から応援され、評価されるようになります。
本書には他にも数字で示して、仕事の効率を上げるコツがたくさん書かれています。ぜひ読んでみてください。
著者について
定居 美徳(さだい・よしのり)
Sophia Bliss株式会社 最高執行責任者COO。北海道東川町CFO。
北海道大学卒業後、総合商社に入社。財務担当で香港駐在中、金利3000%というアジア通貨危機の最前線で、世界に通用する能力のなさを痛感する。
帰国後、米国公認会計士合格を機にアクセンチュアに転職し、20代で日本の財務統括に就く。
その後GEグループでアナリスト、経理部長、アジア太平洋地区事業部CFO(最高財務責任者)を12年にわたり歴任。 2015年に初めて訪れた北海道東川町に一目ぼれし、通用するスキルゼロ・経験ゼロ・人脈ゼロで移住。そんな中でも「シンプルな数字で話す」ことで、地域の「稼ぐ力」を実現する。町のCFOとして商店街活性化・国際化・起業支援を推進。特にデジタル地域通貨HUC(フック)は、2019年に経済産業大臣より『はばたく商店街30選』選定を受けた。
現在は「好きな場所・好きな仲間・好きな仕事で暮らす」複業家として、東川町のまちづくりと執筆を進める一方、財務戦略コンサル、大学スタートアップ育成、Web3事業推進、ユネスコデザイン都市アドバイザー、NPO理事、ホテル経営等15の仕事を同時に行う。また200団体以上の学生・ビジネスパーソン・自治体向けに講演を行い、未来のまちづくりや新しい働き方、キャリアデザインを伝えている。
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