高校生でも31歳でも好みは変わらないのかもしれない
高校生の頃、私たちの学校では空前のギャルブームだった。
クラスメイトの仲良し数人でegg、popteen、小悪魔ageha、Ranzukiなどを毎月1人1冊担当を決めて購入し、回し読みしていた。
田舎の少女たちは都会のギャルに憧れがあったし、大人からやめなさいと言われることがやりたくて、スカートを短くして毎日ギャルメイク研究に勤しんでいた。
そんな、流行り=ギャルだったあの頃。
私がギャル系雑誌の他にも好んで読んでいたのが、青文字系雑誌。
Zipper、CUTiEなどの原宿系と言われていた(今は何と言うのか)雑誌たち。
自由で個性的なファッションがたくさん載っていて、それが毎月の楽しみだった。
私は古着が好きだった。今も好きだ。
あの頃みんなに合わせて渋谷系ブランドを着てみたりしたけれど、心がときめいたのは、Candy Stripper。
高校生の頃、バイトで貯めたお金で東京に遊びに行くことがあった。
地元からは新幹線で2時間もかかる、小旅行。
その度に原宿を訪れていた。
竹下通りを端から端まで歩き、横断歩道を渡った先の細道を抜けると古着屋が並ぶ通りに出る。
古着屋を巡りながら通りを進むと、別世界のように煌びやかな表参道にぶつかる。
そしてまた原宿駅に戻って行く。
このルートが大好きだった。
今日、娘と一緒に原宿に行った。やっぱり好き。
若者の街、原宿。
若者じゃなくても、好き。
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