【雑感メモ】優しさは、想像力の上にある

画像1

こんばんは。note3日目(もう日跨いだけど)、3稿目です。

理想の社会のことや、やりたいことの他にも、私が人生で出会ってきて素敵だと思った言葉、生きる上での信条にしたいと思った言葉も、noteに綴っていこうと思います。

一つ目は、「優しさは、想像力の上にある」。

ポロポロっと、解釈を書いていきますね。


まず、「優しさは、想像力の上にある」の解釈の前に、「想像力(imagination)とホスピタリティ(hospitality)。」という言葉を紹介させてもらいたいんですが、これは、社会人になって一番最初の上司の1人にいただいた言葉です。

上司は「仕事をする上で大事なことだ、忘れるなよ」と言って、私にこの言葉をくれましたが、私はこの言葉、仕事に限らず、人生のどんな場面においても大事な考え方だと思います。

想像力。これはまぁ、だいたいの方がイメージできるでしょうか。想像する力。イメージする力。「これをしたら、どうなるか」「こう言ったら、この人はどう思うか」自分の言葉や言動が、相手にどう影響与えるかを見越すわけですね。

ホスピタリティ。これは、聴き慣れない方もいらっしゃるかも。医療や介護、観光やサービス業などで言われることのある言葉なんですけど、ざっくり言うと、「思いやり」です。「こうしたら相手は使いやすいだろうな」と考えてする行動、とでも言いましょうか。日常的に言うと、ハサミを誰かに渡す時に、ハサミの持ち手部分を相手に向けて渡すとか、そんな感じです。

上司は、とても具体的にこの言葉の意味を教えてくれました。

「Minamiさんが打ち合わせで使うためにいくつかの資料をまとめるとしたら、どういうことに気をつける?

席の離れた参加者はどの資料を見て話しているか分からなくなるかもしれないから、参加者全員の共通認識を持ちやすいようにページ番号をふるとか。

参加者には、目があまり良くない人がいることも考えられるから、大きく読みやすいフォントで資料を作るとか。

モノクロでしかコピーできない人もいるかもしれないから、モノクロにしても意味が分かるような配色で作るとか。

忙しくて全部の資料を読みきれない人もいるかもしれないから、資料の内容を簡潔にまとめたサマリーを用意するとか。

そういうことだよ。いろんな可能性を想像して、それを考慮して如何に思いやりのある行動を取れるか。これが社会人は大事なんだよ。」


上司は、入社したての私に(本当に初出社日の、配属されて挨拶に行ってすぐでした)、どんな具体的な作業を教えるよりもまず、これを教えてくれました。不安でいっぱいな初出社日に、素敵な考えをもった上司に出会えたことが嬉しくて、ちょっと安心したのを覚えています。

それで、この「想像力とホスピタリティ」も好きな言葉なんですが、どうしても、「と」で繋げちゃうと、想像力 と ホスピタリティ が並列にあるように感じてしまうんです。

上司の具体例にあるように、想像力(例: 目があまり良くない人もいるかもしれない)があるからこそ、ホスピタリティ(大きな字で読みやすく作ろう)が生まれるわけですよね。つまり、想像できなかったら、工夫や思いやりも生まれないんです。

なので、私は「ホスピタリティ」を「優しさ」と更に簡単に言い換えた上で、「優しさは、想像力の上にある」を信条にしています。

もし、仕事や人間関係が上手くいかなくて悩んでいる人がいたら、「優しさ」がどこかで欠けていなかったか、ちょっと振り返ってみたら良いかもしれません。

優しさの土台の「想像力」が欠けていたと気づいたら。気づけたなら、今後は大丈夫です。一度経験しましたから、次からは想像できるようになります。


じゃあ、想像力をつけるには、その都度、失敗を通して実感しなきゃならないのでしょうか?


そんなことは無いと思っています。想像力はトレーニングで身につきます。私も、ずっと優しい人になりたくて、心がけているトレーニングがあるんです。どんなトレーニングかは、また近いうちに綴りますね。


今日は遅くなりました。おやすみなさい。







いいなと思ったら応援しよう!