芸人になった、そして、なんでこんなに眠い昼下がり。

芸人になった。

誰でもなろうと思えばなれるし、資格なんていらない世界だし、ピンキリなのかもしれないし、こんな予防線張らずには何もできない自分こそ向いてないと不安になるけれど、とりあえずなった。

28歳で、なった。
遅いし、遅すぎるし、この時点で無謀だよね。
はいはい、ぜんぶわかってると言って、また予防線。

年齢で何かを始める時に、遅いとか言われるの腹立つけど、それは実際私が始めたから、自分に火の粉が降りかかってるから、腹立ってるだけで、別に自分に害がなければきっと隣で冷笑してたんだろな、わたし。そんなわたしにも腹が立つ。

だってもうなんも残ってないし、これまでの社会生活で、自分としては嫌な経験もたくさんしたし、馬鹿にされたし、軽んじられたし、下に見られたし、もう底まで来てしまって、このまま社会生活では這い上がれないのなら、もう好きなこと、最後にやってみたかったかとやろうかなと。

ここで後はもうどうでもいい、ただやりたいことやってみたかったから挑戦した、みたいなこと言うと、ほんとにそれこそバカみたいで、売れない保身を図ってるだけたがら、言いたくない。

そりゃうれたいし、おもしろいと言われたい。
当たり前じゃん、そんなん。認められたい。

いいネタ書きたいし、やりたいし、どうやったらウケるのかとか、評価されるかとか、気持ちよくなれるかとか。

毎ステージ、自分の汚物晒してるようで、保身や弱気も謙虚も何も通じない、ただの結果だけ。

こんなにも今の生活に切り替えてるわたしだけど、そうしなきゃ、前見て次を見なきゃ、やってられないから。

反動で毎日忙しくしてて、いつかはち切れるかもだけど、はち切れる前に、どうにか努力し切りたい。

とにかく、ただの事実として、一応芸人になった。
一応が早くとれるように、なりたい。

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