モンブランを頼んだけれど

いつも中途半端で目の前の選択に一生満足できない、喜びを見出せない私の浅はかさ。私、おいしいケーキ屋さんでモンブランを頼んだの。もちろんおいしい。だけど、だけど、だけど、どこかであれにすればよかったとか、あっちのほうがやっぱり今の気分に合ってたんじゃないかとか余計な、雰囲気をぶち壊しにする。


そして今ケーキ屋でパソコンを絶賛開いているのだけれど、怒られないかとびくびくしている自分もいて、どっちかに振り切れていない尖りが邪魔をする。それを排して堂々としているのが私らしさなのか、それとも結局びくびくしたままの私が私なのか。殻を破る前と後、どっちが、本当の本当の私なのか。


まだムースのチョコケーキすればよかったとか考えて、目の前の物事を楽しみ切れていない。お金を払ってもその選択肢の絞り込みに私はいつも苦労して苦労して苦労して、結局はないものねだり。


ほら、まだびくびくが止まらない。怒られてしまえ。背中が視線が勝手に生み出したけれど、すごく熱い。何度も振り返り、機嫌や動向を確認してみせたりして。


どっかに満足のいく正解があるなんて思ってないけど、気分を上々にすることはできるでしょ。比較的に見て、よりよいという。その状態のベターに持っていけるのが、ベストだとして、私はいまベストを尽くせていたのか。せせこましいことを言うようだけれど、お金分の元はとれたのかと。貧乏根性。自分で言って、浄化してみせた。

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