㊷ポリフォニーの魅力💕に目覚めるキッカケになった曲♬
♬J.S.BACH / Goldberg-Variationen BWV 988-Var.18
バッハ:ゴールドベルク変奏曲 (アリアと30の変奏曲) BWV988から第18変奏
https://youtu.be/GmxQ0SBXCkY?si=_QN_zRx8h6cPuzFm
いつからポリフォニックな音楽が好きだったのだろう、、、
昔からThe Beatlesのポリフォニックなアレンジが好きだったし、Queenやユーロ・ロックで聴ける裏メロをいつも追いかけていました。
しかし、ポリフォニーの凄さを意識するようになったのは、バッハに出会ったことと、同じ頃に観た映画『アマデウス』がキッカケだったと言えます。
少し話しは逸れてしまいますが、
マグダレーナで初めてデモテープを作る事になった時、録音する為に選んだスタジオが阪急電車神戸線の芦屋川駅からほど近くにある〝STUDIO 8”という音楽スタジオでした。初めてそのスタジオを訪問した時、オーナーの木下さんがとてもユニークな方だったのと、メンバーが神戸と大阪に住んでいたのでその中間地点というのが、そのスタジオに決めた理由でした。
そのスタジオの隣には、ちょっと異国情緒な雰囲気の小さなカフェがありました。スタジオ・オーナーのお店なのですが、スタッフがこれまた異国な雰囲気のちょっと妖しげな女性ユニットの2人が店番をしていました。休憩時間になるといつもそこのお勧めだったチャイ(煮込みミルク紅茶)が凄く濃厚で美味しかったのでいつも飲んでいました☕️
かなり話しが脱線し始めた😅
それで、レコーディングの打合せで通っていた時、木下さんから「その店で偶に小さなライヴをしているので、アコースティック・ライヴをしてみないか」と声をかけられたんです。
アコースティックの編成なので、ヴォーカルとキーボード、ギターで演る事にしました。その時に何曲演奏したか忘れましたが、僕が選んだ曲が、このゴールドベルク変奏曲”第18変奏”と、同じくバッハの管弦楽組曲第2番から〝ポロネーズ”でした。
他に選んだのはメンデルスゾーンの〝妖精の歌”だったと思う。
特にこのバッハの第18変奏が大好きだったので、その独立した対位法旋律をそれぞれ違う楽器の音色で聴きたかったのです。
僕はこの曲の左手パートをギターで弾き、右手パートをキーボードに弾いてもらった。楽器を変えた演奏でも、その対比した旋律の見事さを演奏しながら再認識したのでした。ポロネーズも同様です。
因みにメンデルスゾーンを選んだのは、ソプラノ・ヴォーカルの歌を生で聴きたかったからです、笑
とても短いこのゴールドベルク変奏曲の第18変奏は、まるで子供のような無邪気な可愛らしさと喜びがあり、その中に懐かしいような郷愁を感じる素敵な曲です。
高い音域の旋律を右手、低い音域を左手で弾く。
どちらの手が、旋律をどう弾き分けているのか?
楽譜を見ないと分からないので楽譜付き動画も上げておきましょう。
楽譜を見ると、更に音楽の奥深さが見えてきます。
それは、右手パートは2声で書かれていて、冒頭からメロディーが2拍遅れて6度上で追いかけていることが分かります。聴いているだけでは気付かないかも知れません。バッハはそうした数学的な法則を精巧に組み合わせながらも、情緒豊かで美しい音楽を作り出した作曲家なのです。
本当に凄すぎますね!🥹
♬https://youtu.be/un8Xj0FIav4?si=99zbSeMGU6zz-Q7x
♬https://youtu.be/eOuErtuO8EI?si=Tl8xa6g7_pbt45w7
次に管弦楽組曲第2番の中から〝ポロネーズ”♬
これもよく知られている曲だと思います。
出だしから、フルートが曲の看板を張るようなハッキリとしたテーマを歌います。🪈
ところが、曲の中間部にくると、フルートが新たなテーマを歌い出します。
すると、それまで看板を張っていたテーマが、突然まるで裏メロのような脇役になってしまうのです。
この旋律の優位が移り変わるさまは、当時の僕には衝撃でした!
ハッキリした看板メロディーであっても、更にその上を行くメロディーは存在するものだと知ったのです。
主旋律に限界は無いものだと思い知らされた曲でした。
♬ J.S. Bach: Orchestral Suite No. 2 in B Minor, BWV 1067 - 5. Polonaise
バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067の第5曲 ポロネーズ
https://youtu.be/OhQ0Es4dLxg?si=w_LUOcjBXCzR8aLu
こちらもスコアを見ると対旋律の動きが分かりやすい。
♬ Bach - Orchestral Suite No. 2 [Polonaise] Piano Arrangement
https://youtu.be/8F_Uz95_kbA?si=N3sddcHtSqS_1BAM
この曲のおかげで、僕が作曲した時に作った主旋律やテーマは、あくまで主旋律の第1候補に過ぎない、と考えるようになりました。
次の曲は誰もが知っているバッハの〝管弦楽組曲第3番”からAir、〝G線上のアリア”です。この曲は最も分かりやすいポリフォニー音楽のひとつでしょう。
♬ J. S. Bach's Air "On 。the G-string" from his 3rd orchestral suite in D major, BWV 1068.
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068の第2曲 Air(エア)
https://youtu.be/E2j-frfK-yg?si=x6Ml3JsfCgv_qCM-
映画〝アマデウス”(AMADEUS)には、ポリフォニーを意識させるシーンが随所に現れます。
印象的なのは、モーツァルトがザルツブルク大司教の御前で演奏した時、サリエリがその曲の楽譜を見てモーツァルトの才能を再認識するシーン。
モーツァルトが自宅で、オペラ〝フィガロの結婚”やオペラ〝魔笛”を作曲するシーン。
最も興味を引かれたのは、映画終盤、モーツァルトの体調が悪くなり、レクイエムの作曲をサリエリに口述で伝えるシーンです。
口述で伝えたそれぞれのパートが合わさる場面は感動で震えました🥹
この映画の影響で、僕は楽譜を書けるようになろう!と決意したのです。
海外にこのシーンをより視覚化した動画がありました!!これは素晴らしい👍🏻
♬ Mozart Réquiem "Confutatis" (Amadeus)-Subtitulado
モーツァルト:レクイエム より第7曲 コンフターティス(呪われ退けられし者達が)
https://youtu.be/fEejafVSMaUか?si=5rc4w6Ne1QrPDIk4
♬W.A.Mozart :Requiem / Lacrimosa
モーツァルト: レクイエムより第8曲 ラクリモーサ(涙の日)
https://www.instagram.com/reel/C7MRD27uvPv/?igsh=ZHBxMTVzZXZsajJw
Marúzia Coelho Sampaio - Instagram: "No "Lacrimosa" do Requiem de Mozart, as vozes se elevam em uma jornada musical que ecoa a dor e a perda. Iniciando com a profunda tristeza do baixo, a melodia se eleva gradualmente, unindo-se às outras vozes em um crescendo de emoção. O tenor e o alto se entrelaçam, tecendo harmonias complexas que traduzem a angústia do luto. O soprano, com sua voz angelical, se junta à cantata, elevando a súplica a um plano celestial.
Crédito: @zbor.igk
#requiem #coral #vozes #mozart #lacrimosa "
それからはポリフォニーの魅力を探索🧭する旅⛴️が始まったのです♬
最後までお付き合いありがとうございます😊
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