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㉟ランディ・ローズに謎のGUITAR SOLOが存在する?!

実はSNSつながりから今まで全く知らなかった大変嬉しい衝撃情報を得ました😭

それは、
OZZY OSBOURNE(オジー・オズボーン)の2ndアルバム〝Tonight“という、とても美しいパワー・バラードな楽曲が収録されています。
このTonightという楽曲のアウトロ(エンディング部)で、RANDY RHOADS(ランディ・ローズ)がアドリブで弾いたと思われるスリリングでめちゃくちゃカッコいいギター・ソロを聴くことができます。
そのソロは、ペダルポイント効果を狙った速いタッピング・フレーズから始まり、狂気迫るフレーズが炸裂しつつも、エンディングに向けてゆっくりとフェイドアウトされ、微かな音量になるまでギターが聴こえる、何とも後ろ髪を引かれるような終わり方をするのです。
いつも最後のフレーズまで聴き取りたくて、逆にオーディオのボリューム・ツマミを上げて、この先はどんなふうに弾いていたんだろ?と残念な思いと同時に想像をしたりしていました。
実は、このソロに僕が今まで知らなかった音源が存在していたのです!!
その音源とは、
フェイドアウトされていないエンディングまで入った音源、更にその音源は、スタジオ・アルバム・テイクとは明らかに違うフレーズ構成の、別テイクと思われるギター・ソロなのです🎸
今になってこんな音源に出会えるは!?😭


このTonightという曲は、歌が終わってアウトロ(エンディング部)になると、それまで出てこなかった新しいコード進行パターンに変わります。
このアルバムは全弦を半音下げたチューニングという説が有力みたいですが、僕のギターはレギュラー・チューニングにしているので、レギュラー・チューニングのコードで表すと、
Key =E♭
4分の4拍子、
四拍づつ、E♭-B-Cm7-A♭という進行になります。
緊張感の漂う景色に変わるコード進行です。
因みに販売されている楽譜は、半音上げたEメジャーで採譜されているので、
E-C-C♯m7-Aと書いた方が妥当かも知れません、、、♬

まずはアルバムに収録されているテイクはこちらです。
♬Tonight (1981)
https://youtu.be/CCvVnSzXTfg?si=QRxRPv9XhCVEaTh7

今回テーマにしたOUTROは曲のエンディング、4:05からです。
タッピング・フレーズから始まります。

早速、別テイクと思われる音源はこちらです。
アルバムの方では4:59でピックアップのスイッチングをした直後にハウリングしているところからです🎸
♬Randy Rhoads TONIGHT Solo MASTER LEAK - ISOLATED - NO-FADE-OUT - 2 TAKES! FIRST TIME ON INTERNET!
https://youtu.be/w9IM1_7x43U?si=3fZc0hXE7WVW-0gG

この音源には2パターンのギター・ソロが続けて入っています。
テイク1に当たるのが0:48 秒まで。
続いて、0:49からが、
テイク2になると思います。

テイク1は昔聴き込んだ馴染みのアルバム・テイクです。
ほぼフェイドアウトで消えるところまでのフレーズです。
続くテイク2は、スイッチング直後のハウリングから入っていますが、1:07からはフレーズこそ似ているもののアルバムのフレーズとは構成が明らかに違います。
初めは加工されたフェイク音源かも?って思いました。
すると、これとは別の音源を示してくださる方が現れました。

この音源はスタジオだろうか?
オジーがTonightを再生して流しながら会話をしているものです。(僕には何を話しているのか分かりませんが💦)

♬Ozzy Osbourne listening to Randy's "Tonight" solo outro [FULL OUTRO - NO FADE]
https://youtu.be/dtFKOogocAY?si=P5ziqaF5EuS2IBem


ここで聴けるギター・ソロはテイク2と同じと思われるアルバムのものとは違うものです。

スイッチングした直後のハウリング具合はそっくりなので、同じテイクのように思われますが0:37からはフレージングがやはり明らかに違うのです

連符の緊張感溢れるフレーズはランディの指癖なのか?ここでも炸裂しています。
またピッキングによるハーモニクスの付け方や、アンプをフルドライブさせているのかハウリング気味のサウンドも実に効果的で、スリリングでカッコいい緊張感を演出しています。
アルバムとのフレーズ的な目立った違いは、アルバムの方で聴けるフェイドアウト間際に、
印象的な9thの音をチョーキングで4拍半伸ばしておいて一音タップするフレーズが弾かれていないところだろうか。コードのE♭の4拍目裏からCの4拍(1小節)にあたる部分。
どちらも甲乙付け難い狂気迫る素晴らしいソロです🎸
印象に残りやすいフレージングとする意味では、アルバムテイクを採用したのは正解だったのかも知れない。
そこで思ったのが、この勢いのあるフレーズからして、僕はずっと一発アドリブ録りだと決め込んでいたのですが、とても似た別テイクが存在するのだから、何回かリテイクしていくうち、フレージングはある程度おおまかに作曲されていったということが推測されます。
ランディは1stアルバムでは殆どのソロをダブルで録音しているので、ソロ・フレーズも全ての音をキッチリ作曲するタイプのギタリストです。
きっとここでも彼の頭の中にフレーズが鳴っていたのだろう。
この事は僕にとって凄く興味深いです♬

おそらく、他の曲でもランディが録音した別テイクが存在するのだろうと思ってしまう。
それらを耳にする時はくるのだろうか?

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