経営者と健康 睡眠の役割
睡眠の役割
<心身の健康維持に大切>
睡眠の役割は、いまだすべてが解明されたわけではありません。しかし身体の疲労回復だけでなく、脳の健康にとっても非常に重要であることが明らかになってきています。
たとえば、睡眠中には成長ホルモンが分泌されたり、免疫力が増強されて身体組織の修復が行われたり、日中の情報や記憶が整理・定着されたりしています。睡眠中に1~3時間ごとに分泌されますが、入眠後に現れるノンレム睡眠時に最も多く分泌されます。疲労やストレスを感じた時などには睡眠をよく取り、成長ホルモンを多く分泌させることが健康維持の秘訣です。
しかし成長ホルモンの泌量は加齢とともに減少し40歳代になると、最も分泌が多い思春期の半分程度に減り、60歳代になると20%くらいまで減少します。良質な睡眠はもちろんですが、食事に工夫したりアミノ酸を取ることで少しでもカバーしたいものです。
良い睡眠をとるには
レム睡眠とノンレム睡眠の整理
REM睡眠 Rapid Eye Movement(急速眼球運動)
目がぴくぴく活発に動いており、浅い眠りですが、体は最も休まります。
脳は活発に働き、記憶の整理や定着が行われています
non-REM睡眠 Non Rapid Eye Movement
目は動いておらず、大脳は休息しています。脳や肉体の疲労回復のために重要な睡眠です。
眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。
入眠後、1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。個人差がありますが、このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。
睡眠の前半は、ノンレム睡眠が多く、後半になるにつれてレム睡眠が増え目覚めます。レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して7~8時間の睡眠時間を確保し脳のメンテナンスをするのが適正な睡眠と言えます。
https://www.glico.com/jp/powerpro/ 睡眠と成長ホルモンに働くアミノ酸