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雨なので外に出られず鬱々とする:怪我人初心者日記 その4
ようやと体が骨折に慣れる
骨折から3日も経つと体がなじんでくる。骨折というか松葉杖生活か。所要時間の見極め方、移動ルートの検討、効率的な買い物の仕方など。階段の上り下りも割となんとかなってきた。
結局、自宅内では松葉杖はつけない(こともないけど、土足で家にあがるようなもんだから嫌)ので、歩いてはいるんだがやはり少し薬指に響く。特に布団の上のような柔らかい所が歩けない。なるほど、人間、足をこうやって踏ん張るのかと興味深く感じる。
会社内の移動は方松葉にすることにした。正直移動すべて方松葉にしたいのだが、やはり負担感は方松葉の方が大きいようで、歩いているうちにじわじわと痛み出す。両松葉の移動もだんだんと音が小さくなってきた。その分、体、特に両脇の負担感も小さくなってきた。
病院に行ったら、診察日を間違えられる
今かかっている病院は整形の有名な病院なので、全部予約診療になっている。で、病院からは1週間後に来てくださいと言われたのに、予約票を見たら3日後になっており、変だなと思いつつも行ってみたら、予約が入っておらず、どうやら先生も日程をミスっていたらしい。え、せっかく来たのに診察無いの?とがっくりきていたら、いちおう見てもらうことに。
先生は足を見て、しばらく触って動かしたのち、まあ、このまま固定しておきましょうと言って、テープとガーゼすら取らずに診察終了。来週、レントゲンをあらためて取りますとのこと。午前いっぱいかかると思っていたら、全然そんなことなく、手持無沙汰になって思わず、駅前のミスドでしばらく時間をつぶしてから出勤。
危うく転倒の危機に陥る
都心はずっと曇りか雨が続いているが、不幸中の幸いで通勤ルートの中では傘をさす必要に迫られることはさほど多くないし、雨で足を取られることもほとんどない。
しかし、変なところにトラップはあるもので、駅から会社に向かって長い地下道を歩いていたら、目の前で駅の清掃スタッフが掃除をしていた。
何の気も無しにそこに足を踏み入れた瞬間、左の松葉杖が滑って体のバランスを崩す。あ、これコケる、やばいと思った瞬間に右の松葉杖と右足でバランスを持ち直した。心の中で、あぶねー、あぶねー、死ぬかと思ったとドキドキしながら、そのまま通過。たぶん、気付いた人は掃除をしていたスタッフくらいだろう。原因は清掃スタッフの床のモップがけですね。たぶんちょっと水分が多めだった。
油断大敵だ。
今日の学び
1. 松葉杖のゴムがくさい(手がゴム臭まみれになる。もう少しなんとかならんのか)
2. 新宿の紀伊国屋ビルは下りをどうにかしてほしい。(狭いビルなので仕方ないが、そもそも地下1階から地下道へのアプローチが階段とのぼりエレベーターだけなのはどうかと)
3. 思ったよりも床の水が滑る(絶賛梅雨真っ最中なので、ちょっとどうにかならんかと)
4. 両松葉杖はさすがにみんな席をゆずってくれる。