半人前の自分
母親から速攻でお金が振り込まれてきた。
どうやらこれで3回目のすねかじりらしい。らしい、と言ったのは前に一度学生時代に借金を肩代わりしてもらったことがあることは覚えているが、二回目のことを覚えていないからだ。情けなくてしょうがない。
周りからは人間としての評価が高く、学びたいやら、同じような人生を歩みたい、などと言われる。ファンも多い。だが、そんな表向きの像とは違い、本当の自分は半人前。いや、四分の一人前ぐらいか。
これ以上心配をかけるわけにもいかないから、必死に生きなければならない。いや必死にといういい方は似つかわしくない。綿密に計画的に厳格に、ひたすら結果にこだわって活動しよう。
20代に気づくべきことを今頃気づいている。どんだけぬるま湯につかった生き方をしてきたんだ、自分。