まずは手始めに
人間だれしも人には見せていない裏の顔がある。いや、裏表だけではなく多くの顔を持っているし、そもそも表とか裏とかではなく、全てが表の顔なのかもしれない。
ただ時々、表・・いや人に見せていない顔を見せたくなる時が誰しもあるだろう。私はその顔をこのnoteで晒そうと思う。晒そう、などと偉そうだが、匿名だし、いつでも消せるわけだし、臆病この上ない。だた、それだけに本音が書けるというものである。
さて、今私は60歳である。そろそろ仕事も辞めて悠々自適と行きたいところだが、残念ながらそんな人生とは無縁である。性格的に何かしていなければ落ち着かないのと、収入を得ないと生きていけないからである。この一年とちょっとの間、自分の好きで得意なことを自由にして、それで人に価値を与えることに取り組んでみた。それはそれは楽しく充実した一年であった。人生の中でも最高の期間だったと思う。
だが、それと経済的な成功とは別だ。経済的な成功とまではいかなくても、生活できるだけの収入は最低限必要は言うまでもない。私の場合、残念ながらそうはいかなかった。
5社からほぼ200万近い借金ができ、そして今月の生活費を妻に渡せず、さらに借金に分割返済もままならず、今月のクレジット代の支払いはほぼ確実にできない。いわゆる詰んだ状態である。
当初見越していたコーチング業の収入が数万円台に落ち込んだことが一番の理由であるが、新しいビジネスとして想定していたコンテンツビジネスが思い通りに作れなかった、というのも大きな原因だろう。
さて、今日はこの状況について妻に説明するつもりである。妻とはこの2年ぐらいまともに口をきいたことが無い。きっかけは、収入の管理やクレジットの返済の管理を、妻の手から自分の手へ移したときからである。いや、それ以前からも互いに気持ちは離れていた。だが、それなりに会話はあったはずだ。だが、金銭的に完全に互いに独立してからは、全くと言っていいほど会話が無くなった。夫婦の中で経済的なつながりはとても重要なのだと今は実感している。
ともかく、自分の今の経済的な状況を妻に説明しなければならない。自分のせいで妻の人生まで悪影響を与えるというのは、本当の心苦しいものである。だが、この現実を伝え、彼女の考えを聞き、今後の行動を決める必要がある。とても怖いことであるが、このままずるずると何もせず、いきなり経済的破綻を見ることだけは避けなければならない。
今日妻に話をしたら、次は母親に話すことにしよう。年老いた母親に心労をかけるのも、本当に心苦しい。だが、やはりこれも必要はことだろう。問題から目を背けてはいけない。問題にしっかり目を向け、自分一人で解決できないことは、他人に相談し協力してもらう必要がある。呆れられ、協力を断られ、見放されるのも覚悟の上だ。
今はただ問題をどう扱うかについて、一歩足を踏み出す必要がある。
今後のこのnoteにことの経緯を書くつもりである。おそらくその過程の中で、自分の人生を振り返ることになるであろう。何故、自分がこういう状況になっているかを探るためにも、である。