特定指定難病・闘病ギャグエッセイ「腸よ鼻よ」が面白すぎた
あ…ありのまま 今、起こった事を話すぜ!
現在美術講師や絵の先生をやっているエキセントリックな感性を持つNとMに、握り寿司の感覚で
「最近のおすすめってある?」
と聞くと、大抵すっごい変化球がやってきます。
そりゃもう「お父さんの焼け焦げた頭の寿司」くらいの変化球が。
(by ハチ●ツとク●ーバー)
Mがぶっこんできたネタは・・・
・・・です。。
表紙からはわかりませんが国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を抱えた漫画家さんの闘病ギャグエッセイ(ネタのようなガチ実話のオンパレード)です。
な…何を言っているのか、わからねーと思うが、おれも何を勧められたのかわからなかった…
物語は、作者、島袋先生が19歳の回想シーンから始まります。
じつは潰瘍性大腸炎、ギャグにするどころか、シャレにならない症状のオンパレードなので、笑っていいのか申し訳なさそうにしていいのか困るのですが
作者さん曰く「スナックの隣の席でたまたま耳に入ってきた程度の話と思って読んでほしい」そうなので、「へーそうなんだ・・・」ってくらいがちょうどいいのでしょうか。。
トイレ行くと毎回血まみれといった不穏な日々が続くも、
おそらく学費の返済の借金なのか、この状態でアルバイト3つ(うち1つは時給620円で休みなし12時間立ち仕事という超ブラックバイト)掛け持ちしていたため、通院するのがさらに遅れました。
気づいた時には
普通の人だったら、落ち込んでずっと引きこもるところが
島袋先生、どういう引きの強さなのか、ヤブ医者に当たる、新人看護婦の注射の実験台になる(断れなかったらしい)、間違った治療方針で悪化する、緊急入院(取材)など、ネタ続きの治療が続きます。
しかも病気上の食事制限、不自由な生活すらギャグにしてしまってます。
すごすぎます・・・・
状況は悲惨なはずなのに、ご家族の方も全体的に前向きで明るいので
「たのしく難病が学べる漫画」の側面も持っています。
私はこれ読んで初めて「あの同じ病気の某首相、こんな状態で政治家やってるとか人間業じゃない」と改めて思いました。
こういうネガティブをポジティブに変える手腕もってる人、正直羨ましいし、
自分の状況とか大したことないなと心底思わせてくださった作品。(まだ連載してます)
ちなみに掲載サイト「ガンマ!」にて、最新話以外無料で読めます。
個人的には「アニメ化してほしい漫画」です。
(「アニ●でわかる心●内科」のノリで)
なんかもう病気のネタとか下手にギャグで突っ込めないので、無難な文章になってしまいました。すみません。