シンクロニシティ!光の人☆覚めの道! 人生最大の危機の巻⑤
霊能者も宗教も解決できなかった問題を解決してくれたのは従妹の親友の
専業主婦でヒーラーの真理さんでした。
私は、30年税理士をしている。
人生最大の危機は、笑うセールスマンの喪黒福蔵似の税務調査官の一言
だった。
「これは税理士懲戒案件ですね。」
「税務署長はただではおかない。」
「○○さん(納税者)が馬鹿だ。」
彼は、笑いながら発した。
これは、死刑宣告だったのだ。
ドラえもんののび太のごとく、真理さんに事の次第を話した。
「神仏を信じ切ること、祈りきること。」
「東京大神宮のお神籤にヒントがあります。」
お神籤の
「願い 思い通りです、しかし、やり過ごせば悪し」に従い、税務署長宛に
請願書と嘆願書を出した。
後日、調査官の上司の統括官に呼ばれた。
この日は雨で、暦では不成就日だ。
あまりに縁起が悪い。
不成就日は、何事も成就しない日と言われている。
しかも、大雨、これもカバラでは悪しき日だ。
方位も悪い。
悪すぎる、月の天中殺と日の天中殺が重なる。
日を改めようとも思った。
真理さんに思い切って聞くと、
「この日で良いです。先方との悪縁を切るという意味において、不成就です。」
「神仏の守護は占いを超えますよ。」
その言葉に背中を押され、税務署の統括官に会いに行く。
統括官は、調査官以上に喰えないのが常時だ。
調査官の上司統括官は紳士の方だった。
しかし、驚きの発言があった。
統括官が、60過ぎの喪黒福蔵似の調査官に、懲戒の発言の有無を聞いた
ところ
「そんなことは言っていない。」
との報告を統括にしたのだ。
喪黒福蔵調査官は、事を大きくして、自分の立場と所長の立場を考え、保身のために嘘をついたのだ。
「税務署長はただではおかない。」
「○○さん(納税者)が馬鹿だ。」
この発言は、恫喝と侮辱名誉棄損になるからだ。
しかし、その発言の証拠がない。
録音でもしておけばよかったと後悔した。
「やられたら、やり返す」が頭にめぐる。
彼は逃げても懲戒案件には変わりがないからだ。
私は、統括官に、上の発言があったことを話して、
「彼が嘘を言っているかを顔を良く見てください。」
「30年間で、納税者を馬鹿と言った調査官に初めて会った。」
と告げて税務署を後にした。
この日、真理さんに上記の報告をした。
衝撃の言葉が真理さんからあった。
「この話は、終わっています。」
だった。
ガーン、終わった、全てが終わりだ。
無職で、無色だ。色が世界から無くなった。
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