音楽を作ること
音楽教員としてもう30年近くやっています。今まで、授業のみでは無く、ブラスバンド指導もともにやってきました。そのきっかけとなったのは、小学校の音楽専科に感化され、どっぷりはまってしまったこと。その先生の後を追い、大学に進学し、同じ教授に教わることとなりました。
その先生の専門は作曲で、音楽教育もなさっておりました。その先生から楽典を始め基礎的なことから、和声、対位法やハーモナイズなどを徹底的に仕込まれ今に至ってます。レッスン中は何も分からず、ただただついて行くのに夢中で、大学卒業後にもレッスンを月1でお願いしていました。
自分が教職に就いてからも、レッスンは続きましたが、だんだん内容が変わり、こちらが作曲した物について簡単な修正をしたり、イメージを言うとワンフレーズ書き足していただいたりと、自分の持っていったものをどんどん膨らませて行くような感じで毎回いろいろな曲を考えていくことが多くなりました。
数年前、先生が亡くなり、自分で試行錯誤をするようになって、やっと今までの事が身についていると言うことが実感してきました。一つのフレーズから色々な方向にシフトできるすべが見えてきた。音で確認しなくても頭の中でどのように組み合わせれば、どんな感じで響くかの目処が立ってきたということです。本来ならばもっと若いうちに気が付くべきだったかもしれませんが、気付かないより良いと思っています。
自分のようにずっと好きなことを職業として続けられることは、非常に幸せで幸運な事だと思います。この年代になって、やっと自分の思いが少し曲に乗せられるようになったと感じています。こちらの押しつけでは無く、表現のバリエーションが増えたことにより、自分の中の思いを少しでも他人に分かっていただこうという気持ちになってきました。ここまで出来るようになった先生にあらためて感謝したいと思います。そのきっかけになった先生とはいまだに親交を深めています。
一時期、コード進行に凝っていた頃があり、毎日8小節分メロディと共に考える事をやっていました。コードはいろいろな所から引用し、難しいコードは実際に音を出して、どの配置が適切かも考えながらやっていた記憶があります。稚拙ですが2曲ずつ載せていきたいと思います。気に入った物があったら、是非ご利用ください。連絡もいただけると尚うれしいです。
1曲目
2曲目
始めは、本当に基本的な進行のみで、音も簡単にしてあります。どんどん広げてください。
ではでは