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[曹洞宗大本山 總持寺 + ザ・グラスゴー・ネクロポリス + 北海道立北方民族博物館] 全ての次元は、今に存在して、常に同時進行している
過去、現在、未来と、地球上では時系列という時間の流れを指しますが、高次元の宇宙とつながり始めると、この時系列の流れのすべてが同時に進行していることに気づかされます。例えば、初めて訪れた場所で、すでに訪れたことがあるようなイメージを持ったり、初めての経験にもかかわらず、同じような経験をしたことあるような記憶が蘇ってきたりと、換言するとデジャブと言われる事象です。
デジャブに出てくる景色は決して古びたものではなく、あたかも最近経験したような鮮明さをもっていることより、過去世の体験や記憶の蘇りではなく、むしろ別の時空で体験している出来事を同時に、地球で繰り返し体現をしている状態です。
他方、デジャブはあまりにも偶発的且つ、非論理的な事象として現れてくるため、論理的思考をもつ私たちの左脳は、勘違いや、たまたまの出来事としてとらまえがちです。アメリカの神経解剖学者であるジル・ボルト・テイラー博士の「奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき」という本では、そういった左脳の判断を、正義感に基づくものとして描かれていますが、確かに私たちは1+1=2として、ある一定のルールや常識に基づき正しいまたは、間違っていることを判別をしており、そのルールや常識から逸脱するものについては一切に対して否定的ないし、受け付けない思考をもっています。従って、デジャブのように非論理的な事象については懐疑的となり、デジャブを認識する以前に、想像や妄想として出来事自体を削除しています。
ところが、こういったデジャブが繰り返し目の前に現れてきたり、または言霊として頻繁に耳に聞こえてくるようになると、「もしかしたら・・・」と右脳の直感が触発されることにより、多少不確かなものであっても受け入れようとするため、ひいては宇宙からの引き寄せも強まります。
時間枠はあくまでも私たちの大先祖様たちが地球を中心に考えた便宜上のモノサシであり、宇宙では過去・現在・未来が今であり、今は多次元に同時に存在します。
今を生きるとは、過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、そして多次元に同時に存在する今に向き合うことであり、今を全力で生きることです。
今を大切にお過ごしください。
曹洞宗 大本山 總持寺(そうじじ) ー 神奈川県横浜市鶴見区
曹洞宗には2つの大本山があり、一つは中国の宋より座禅の教えを持ち帰った道元禅師を祖とする福井県の永平寺と、道元禅師の教えを全国に布教しながら、曹洞宗の礎を築いた瑩山紹瑾禅師が開山した神奈川県の總持寺がある。
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石川県 諸嶽寺を瑩山紹瑾禅師が1321年、諸嶽山 総持寺へ改名したことが始まりとして、また1898年の火災により総持寺の七堂伽藍が焼失したため、神奈川県へ移転する。
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開山堂と法堂を兼ねた本堂客殿として、道元禅師、瑩山禅師、峨山禅師をはじめ、歴代の禅師の頂相を安置する傍ら、貫首禅師演法の大道場や諸種法要の場となる
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七堂伽藍の中心部に配置されている殿堂であり、須弥壇上には禅宗の本尊である釈迦牟尼如来を祀る
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写経中に総持寺のイメージが頻繁に出てくるようになったため、長らく訪れていなかった西国三十三ヶ所から声がかかっているのかなと思い、総持寺の住所を調べていると曹洞宗 総持寺が検索結果として表示され、何度検索しても曹洞宗の総持寺が表示されるため、もしかすると西国の総持寺とは別に、曹洞宗 總持寺よりご縁をいただいているかもしれないと思い、鶴見にある総持寺を訪れることにしました。
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七堂伽藍の中心部に配置されている殿堂であり、須弥壇上には禅宗の本尊である釈迦牟尼如来を祀る
あまりにもどっしりと、その空間に存在する仏殿の姿に緊張を感じました。
日々を着忙しく過ごしている私は仏殿の姿とは真逆で、物理的にその場に居たとしても、意識がその場に居なかったため、そういった抜け殻のような私の姿を見透かされたようで、心が緊張しました。
道元禅師は、ただひたすらに座るという只管打坐を説きましたが、ただひたすらに座っていると、自ずと雑念が湧いてきて、その雑念のために意識が集中できず、座禅を断念しがちですが、むしろその湧き出る雑念を気にするのではなく、雑念が湧いている自分の姿を客観的に見ることに意識を集中させることが只管打坐です。そして雑念が湧いている自分の姿に意識を向けることで、その雑念を身体や心から切り離す或いは、独立させていくことが道元禅師が説く身心脱落です。
雑念の切り離し方や煩悩の手放し方は人それぞれですが、自分にとって必要か否か、或いは、考えても無駄なことを堂々巡りししているのであれば、身の回りの整理整頓と同じで、不要物として捨ててしまいます。
煩悩の捨て方は、まず煩悩を固形化するイメージを持ち、次にその固形化された煩悩を頭の中から手で引っ張りだします。納得するまで固形物を頭の上から引っ張り出します。全ての固形物が抜き出せたら、固形物を天に向かって、力強く放り投げます。最後に「さようなら」と、お別れをします。それだけです。
煩悩を切り離した瞬間より、私たちのエネルギーは私たちの中心軸へ戻っていきます。
これが只管打坐であり、身心脱落です。
静けさと微動だにしない仏殿の姿を見て、私は恐怖や不安といった煩悩が表皮に現れ、心が緊張したようです。ひたすら仏殿を見ている中で、恐怖や不安は自分に自信がないことから来ていることにも気づかされました。
道元禅師をはじめ、その愛弟子である瑩山紹瑾禅師、そしてそのお弟子さんたちが体現してきた只管打坐や身心脱落の教えは、總持寺境内の全体に充満しており、この土地へ導かれる人々は、その教えを体現するだけではなく、相承する使命を持っている人々のようです。
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弟子が師より正法を学び、さらに続く弟子に受け継ぐこと
この土地に導いてくださった道元禅師と瑩山紹瑾禅師の御魂に感謝しつつ、またこれからも出てくるだろう煩悩や邪念へ真正面から向き合っていく勇気をいただけたことに感謝しました。
ザ・グラスゴー・ネクロポリス ー スコットランド
ギリシャ語で死者の街を意味するネクロポリスは、スコットランド初の共同墓地として19世紀初頭に造営され、グラスゴー大聖堂の東側に隣接された嘆きの橋(Bridge of Neigh)を渡った先に位置する。
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グラスゴー大聖堂から続く死者の街への橋
一般から著名人にいたるまで約5万人以上の人々が埋葬されており、埋葬当時は墓石に名前を刻む風習はなく、また、すべての墓に石があるわけではない。墓石以外にも、約 3500 の記念碑が立てられている。
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ユダヤの人々はキリスト教徒の墓地に埋葬されることが許されていなかったため、ネクロポリス墓地の外側にユダヤ人専用の墓地が割り当てられ、57基が埋葬されている。
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海外へ行くと必ず、その土地の墓地を訪れます。日本の霊園とは異なり、アメリカやヨーロッパのお墓は土葬がメインとなるため、区画が大きくとられており、またそのお墓の石碑には亡くなった方へのメッセージが書かれていたり、生前にその亡くなった方が使っていた靴がガラスケースの中に入れられて石碑の一部として設置されていたりと、故人を偲ぶあたたかい心がお墓には詰まっています。お墓を花壇に見立てて、四季折々の花々が植えられていたりすることもあり、散歩をするだけでも心が緩みます。
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そういった故人への思い出が詰まった墓石を眺めながらネクロポリスを散歩していると、丁度曲がり角の辺りより、「こっちこっち」と曲がり角とは反対の土手から聞こえてきたため、「道がないけど・・・」とつぶやきつつ、誘導されるがままに声の方向へついていくことにしました。
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あいにくの曇り時々雨の日でもあったため、滑らないように気を付けながら土手を進むと、目の前がパッと明るくなったかと思うと、水仙のお花畑が広がっていました。
水仙の花言葉には、うぬぼれや自己愛といった、ナルシストの語源となったギリシャ神話に登場するナルキッソスの逸話が有名ですが、その他にも、もう一度愛するや、愛にこたえるといった一途な愛情の言霊もあります。
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水仙は父親が好きな花であったため、遠路遥々、グラスコーまで親父の御魂が一緒にやってきてくれたのかなと水仙を眺めながら、父が亡くなって数十年が経ちますが、常に見守ってもらっている父親の愛情の深さと、もう父と話すことができない現世の虚しさと悲しさで、涙が溢れてきました。
「会えなくても、声が聴けなくても、常に一緒にいる、しっかりと前を向いて自分がやりたいことをやればいい」と父の言霊らしきメッセージが心に響きました。
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ネクロポリスの玄関口となる嘆きの橋を見ながら、「またおいで」と聞こえた気がして、グラスコーには再び、戻ってきたいと思いました。
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北海道立北方民族博物館(ほっかいどうりつ ほっぽうみんぞくはくぶつかん) ー 北海道網走市
1991年に開館した北方民族博物館は、アイヌ文化だけではなく、北方民族やオホーツク文化を紹介する国内唯一の博物館である。ロシアや北アメリカ・カナダ、中国など北方地域に暮らす人びとの民族衣装や狩猟道具を紹介しており、かつてオホーツク海沿岸に栄えていた先史文化も紹介している。
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1番上の顔は人間の世界を、
真ん中のフクロウは動物の世界を、
下の大きな顔は精霊を表わす
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背中には氏族の繫栄を願う、「氏族の木」と呼ばれる文様がついており、ケープを身に着ける
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背中には氏族の繫栄を願う、「氏族の木」と呼ばれる文様がついており、ケープを身に着ける
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ウイルタ男性用アザラシ毛皮衣服(右から一つ目)
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木の内皮を割いて織った衣服
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常設展示室には、900点を越える衣食住などのテーマ別に展示物があり、アザラシの腸で作られた衣服や白樺樹皮の船など、北方民族の知恵や技術がわかる実物資料もあり、特にアイヌとモンゴルの民族衣装の展示や、毛皮や楽器など体験コーナーもある。
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イナウまたは木幣(右)アイヌの祭具のひとつとして、カムイ(神)や先祖の霊と人間の間を取り持つ供物
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サンダーバード(左)
ワタリガラス(中央)
ワシ(右)
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トナカイの角と腱でできた雪眼鏡(イヌイト、カナダ)右下
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過去に数回ほど、北海道を訪れていましたが今回は、アイヌ文化に触れたためか、ジャブジャブと過去世からのメッセージが到着しはじめ、特にイヌイットについては、懐かしい昔話を思い出しました。
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あるプロジェクトで知り合った中国の方々が、ロシアよりの北方出身者ということをわかり、「私の祖先もイヌイットでサハリン・樺太を経由して北海道へ入ってきた民族」と冗談で話したつもりが、その後、その話を否定する機会もなく、未だに私の出自はイヌイットになっていることを思い出しました。当時のことを思い返すと、そもそもイヌイットが何かも知らず、たまたま口から出てきた単語がイヌイットであって、確かその当時も、イヌイットという単語がいきなり口から出てきたため、不思議な気持ちになったことを昨日のように思い出しました。
アイヌの文化に触れ始めて以来、次から次へと過去世からのメッセージがやってきており、特に阿寒湖のアイヌコタンでは初めて耳にしたはずのムックリが聞き覚えのある懐かしい音色で耳に残り、コタンコロカムイやイオマンテ、イナウ等、初めて目にするような風物や風習が、大昔から知っているような、懐かしいというか、心がくすぐったいというか、うれしいような気持ちが湧きだし、北方で生きていた過去世の記憶が多く蘇ってきていることに充実感を感じます。
もっともっと過去に生きていた私を知りたいという探求心と欲望が後押しするかのように、次から次へと過去世からのメッセージが目の前に運ばれてきます。ある意味、高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現するのと同じ原理であり、動けば動くほど、必要なタイミングで必要なエネルギーが宇宙から注がれてくるため、自分でも信じられないぐらいの引き寄せに感動するとともに、感謝でいっぱいです。
先月、アイヌコタンで見れなかったイオマンテの舞台やアイヌ古式舞踊が近所の劇場で無料で開催されることがわかり、こういった引き寄せを頂戴できるだけでも本当にシアワセであり、今を生きていると実感します。
中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。
今を大切にお過ごしください。