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映画「マネーボール」成功の秘訣はビジョン構築にあった

written by 病院建築note

「マネーボール」という映画がついて書きます。

色々なビジネスマンが推薦している映画なのでご存じの方も多いと思います。

今回私も初めて観たのですが、前例を疑い、周囲の反対や厳しい状況の中でも自分たちの仮説を信じて進んでいく姿に感動しました。

もっと早く見れば良かった!

映画の概要はこちらです。

概要

ブラッド・ピット主演×『ソーシャル・ネットワーク』のタッグで贈る。

メジャーリーグの常識を覆した、これは、真実の物語。

選手からフロントに転身し、若くしてメジャーリーグ球団アスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー・ビーンは、自分のチームの試合も観なければ、腹が立てば人やモノに当たり散らす短気で風変わりな男。

ある時、ビリーは、イエール大学経済学部卒のピーターと出会い、彼が主張するデータ重視の運営論に、貧乏球団が勝つための突破口を見出し、周囲の反対を押し切って、後に“マネーボール理論”と呼ばれる戦略を実践していく。

当初は理論が活きずに周囲から馬鹿にされるが、ビリーの熱い信念と、挑戦することへの勇気が、誰も予想することの出来なかった奇跡を起こす!!

Amazon prime参照

印象に残った言葉

ピーターの言葉が特に印象残っています。

球界には基本的な点で思い違いをしている人が多すぎる
結果、メジャーリーグを運営する人達は選手やチームを管理できていない

本質的な問いです

球団の人は選手を買うことばかり考えています
だけど、本来買うべきは選手ではなく「勝利」なんです
勝利するには得点を買わないといけない

どうすれば勝利できるのか?どうすれば得点できるのか?

得点と選手との関連付けができていない球界の考えは古く、見るべき所を間違えている

他の球団も評価する選手の年俸は高い

野球選手の評価軸には打率、打点など色々な評価軸があります。
これが高いことに越したことはありませんが、その分年俸も高額になります。

一方で年齢、ルックス、投球ホームなど本来関係のない要素によって、過小評価されている選手も多くいます。
またビリーは得点に繋がる下記の指標で選手の価値を見極めます。

・打率ではなく、四球も含めた出塁率の高さを優先
・長打率と出塁率を合算したOPSを最重要視
・投手の能力のみでアウトを取れる奪三振を重視

逆にバンドは「自らアウトを進呈する行為、得点期待値を下げる行為」といて全否定。
盗塁も「盗塁を試みでアウトになるリスクを冒しても、得られる得点に変わりわない」としてあまり意味のない行為と定義しました。

ピーターは、GMのビリーにこう提案します。

統計を採ることで他のチームに分からない価値を見つけ出す
年齢、ルックス、人柄によって、過小評価されている選手が大勢いる
300万ドルの価値のある男が23万7,000ドルで手に入る

優れた選手を割安に獲得できる

このように勝ちに貢献する選手を自ら定義することで、チームを勝利に導く選手を限られた資金の中でも割安で獲得が可能です。

また選手の得意なコースを分析し、苦手なコースに手を出さないとこを伝えたり勝利の可能性を高める工夫も随所に描かれています。

途中には内部からの反発もありますが、最後には自分たちの仮説を証明していくストーリーに心を打たれました。

是非お時間ある方はご覧になってください。

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