語学の壁を越えてゆけ
こんばんは、moikoです。
今学校でプライベートで教えている西アフリカの学生がいます。初回の授業は全然うまくいかなくて、自分に絶望していたのですが、少し回を重ねて何となく感覚が分かってきました。お互いに。
一緒に教えている先生が、彼女が授業後に英語で「私は覚えるのも遅いし、仕事で忙しいから中々復習もできないけど、勉強は好きなので、ゆっくり、こんな私に辛抱して教えて欲しい」のように言ってきたそうです。
感動!!
働きながら、仕事の休みの日2日間しか学校に来られないけど、その休み全部を使って勉強している彼女。ひらがなもまだ読めないけれど、頑張って覚えようとしているし、教える側のモチベーションも上がります。
年をとって、働きながら学ぶ大変さは私も身に染みています。
この話を、ちょっと前に行きつけのカフェの店長に話しました。この店長さんは英語韓国語ができる方で、カフェで語学教室を開いていたのだけど、今はオンラインで行っていて、その中の学生さんの1人とちょっと問題があるそうで…。その学生さんは結構長く韓国語を勉強している人で、店長さんが考えたオンライン授業のやり方がちょっと合わないみたいで、文句ではないけど意見を言ってきたそうです。レッスン自体をやめるとかやめないの話になっているとか。
その相談というか、話を聞いていて、最終的に私と店長さんが出した答えは、
多分、語学学習の壁にぶつかっているんでしょうね。
日本語学校で日本語を教えていると、必ず学生達は「語学学習の壁」にぶつかります。それは小さいものから大きいものまであって、何度も起こるのだけど…。
学び始めは覚えること、新しい事を覚えることが「楽しい!」だけなんだけど、そのうち慣れて中級へ差し掛かると勉強自体が冗長でつまらなく感じたり、力が伸びている実感が持てなくてやる気をなくしたり、勉強方法が分からなくなったりします。多分、店長さんの学生さんもそんな感じなのではないかと。
この壁を越えられず、学習をやめてしまう人を何人も見てきました。そのたびに、もったいないなぁと残念に思いました。店長さんも自分の学生さんにそう思っているそうです。
私のプライベートレッスンの西アフリカの彼女も、日本語の第一ハードル「ひらがな」の壁を越えられたら、かなり学習量や学習ペースが変わって、勉強自体がもっと楽しくなると思います。
どうかその壁の向こう側へ行けますように。
そのために辛抱強く教えていきたいと思います。
しかしながら、自分の語学学習の進度を考えると、学生のことなんか1ミリも言えたものではない現状です。ああ、私の中途半端な英語と韓国語学習!壁の前でウロウロしています。
自分の学習態度にも辛抱強く待ちます。エンジンがかかることを信じて。
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