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みちのく潮風トレイル コースガイド 11/50 宮古市 道の駅たろう~休暇村陸中宮古
こんにちは。岩手県宮古市あたりを中心に、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークのガイドをしている人です。みちのく潮風トレイルは南下と北行それぞれの向きで全線を2回踏破しています。
ゲストハウス3710というゲストハウスもやっています。宿泊に限らず宮古市に来たらぜひお立ち寄りください。
この記事は、みちのく潮風トレイルの詳細なルートガイドです。全線を50セクションに区切って紹介します。
実際に全線を往復した経験と知識に基づいています。基本的には南下(SOBO)での紹介をしていきますが、分かりづらい場所などは、なるべく逆向きからの写真も織り交ぜて紹介しています。
基本的にはセクションハイクを想定した情報を提供しています。テント泊の情報は、公式のデータブックやトレイルサポーターの情報が参考になりますので、あまり掲載していません。(公式にテントを張っていいと認められている場所は紹介を入れることがあります)
2つの記事は無料記事にしていますので他の記事を購入するかどうかの参考にしてください。
・北のスタート1番目の八戸セクション
・最後の50番目の相馬セクション
それ以外の記事は有料記事となります。
また、各記事の序盤だけはお試しで無料にしていますので、続きを読む際には課金をお願いしています。
記事は一つずつ購入だと1記事あたり200円です。また、全線の50記事をセットにしたマガジン形式で一括購入も出来ます。一括購入の場合には5,000円に割引していますので、一記事あたりは約105円となります。
購入済の記事がすでにある場合も、一括購入は必ず5,000円です。
みちのく潮風トレイル全線コースガイド(有料記事)↓
みちのく潮風トレイルの基本的な情報を知りたい場合は、先にこちらの記事をお読みください。無料記事です。
また、実際に歩く際には、必ずみちのくトレイルクラブの注意情報に目を通してからスタートしてください。工事による迂回路の最新情報などが掲載されています。
(この記事は2025年1月時点での情報で書いています。あくまで記載の情報は目安として、各自の自己責任にて充分な調査や計画のうえで行動に臨んでください。記載内容の正確性や、記載内容を参考にしたことにより生じたトラブルや事故等について、当方は一切責任を負いかねますのでご了承ください)
0.このセクションの概要
今回紹介するのは、みちのく潮風トレイル 岩手県宮古市エリア。
道の駅たろう(または三陸鉄道の新田老駅)から、休暇村陸中宮古までの区間です。
この区間は、通して歩くと15㎞ほどですが、たいていの人なら5時間以上を要するかなりハードなコースとなります。
多くの区間が自然歩道で、高さ50メートル以上のアップダウンが頻繁にあり、体力が必要です。この区間がいちばんつらいというハイカーもいます。
海の潮位や川の増水によっては歩けない場所もあります。全線で唯一、ゴルフ場の宮古カントリークラブの中を通る部分もあり、とても変化に富んだルートです。
このルートの付近を通っている公共交通機関は、岩手県北バスの路線バスのみです。休暇村陸中宮古には、県北バスでのアクセスが基本となります。
途中でセクションを分けることがなかなか難しい区間ですが、宮古カントリークラブや震災メモリアルパーク中の浜付近では、30分ほど歩いて国道45号線に出れば、県北バスに乗ることが出来ます。
また、そこからさらに15分ほど内陸に歩くと、三陸鉄道の一の渡駅があります。ルートからの距離はとても遠いですが、それでも、この区間を鉄道の駅でセクションを区切るとしたら、他に選択肢はありません。
アップダウンが多いこの区間を一気に歩くのはつらいという人や、休暇村陸中宮古や田老で宿泊やエスケープをしない場合は、一の渡駅か県北バスでのセクション区切りを考える必要があります。
道の駅たろうの周辺はバス路線だけでなく三陸鉄道の新田老駅もあるので、そちらは公共交通機関へのアクセスが容易です。
距離:約15㎞(迂回路を使う場合は変わります)
最大の標高:約120m
所要時間の目安:6時間(迂回路を使う場合は変わります)
難易度:高い(アップダウンや階段がとても多いです)
公共交通機関のアクセス:まあまあ(スタート地点の道の駅たろうはバスおよび三陸鉄道が近いです。休暇村陸中宮古には何本か路線バスがあります。しかし、区間の途中でのエスケープには工夫が必要です)
宿泊施設:とても少ない(民宿治郎兵衛家、休暇村陸中宮古)
キャンプ地:休暇村陸中宮古オートキャンプ場
飲食店:とても少ない(道の駅たろう周辺のみ)
商店:とても少ない(道の駅たろう周辺のみ)
1.道の駅たろう~佐賀部
今回のルートは、道の駅たろうから出発します。
道の駅たろうには、宮古駅と岩泉小本駅間を結ぶ路線バスのバス停もありますし、歩いて10分ほどで、三陸鉄道の新田老駅にも行けます。
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