VRMデータやVRoidアバターにVRChat用衣装を着せる XWear導入方法
まだベータバージョンですが、VRoidStudioでVRChat対応衣装をフィッティングできるようになりました。情報がバラバラで分かりにくかったので、備忘録としてまとめておきます。
準備
1.こちらを参考にVCCをインストールする
2.Webブラウザに以下のURLを入力し、エンターキーを押す
vcc://vpm/addRepo?url=https://download.vroid.com/dist/VRoidVpm/vpm.json
3.そうすると以下のような画面が出るので、「リンクを開く」をクリックする

4.VCCが起動すると以下のような画面が出るので、「I Understand,Add Repository」を選ぶ

5.右上の「Create New Project」をクリックする

6.「Avatars2022」をクリックし、英語でプロジェクト名をつける

7.プロジェクトの保存場所を「Project Location」で指定し、「Create Project」を押してプロジェクトを作成する
8.入っているSDKが古い場合は以下のような表示が出るので、「VRChat SDK-Base」と「VRChat SDK-Avatars」の「Last Version」にある↑矢印をクリックする

すでに表示が以下のようになっている場合は、8.9は飛ばしてかまいません。

9.以下の画面が出るので、「Confirm」をクリックする

10.下の方に「XWearPackage」があるので、右の「+」ボタンを押してXWearをインストールする

11.以下のようになっていればインストール成功

12.着せたい衣装をダウンロードする
今回はこちらをお借りさせて頂きました。身長的にマヌカちゃんが近いと思ったので、そちらをダウンロードしました
13.衣装によってシェーダが必要な場合はシェーダを導入する。lilToonを導入する場合は以下を参考にするといいかと思います

14.「Open Project」をクリックしてUnityのプロジェクトを開く

Unityで衣装をXWear用に変換する
1.衣装のUnityパッケージをAssetsフォルダにドラッグ&ドロップしてインポートする
2.衣装のPrefabをHierarchyにドラッグ&ドロップする
3.衣装のPrefabのインスペクタに以下のような表示が出ていた場合は、右側の「…(縦)」をクリックし、「Remove Component」を選択する


4.「VRoid」メニュー→「XWear Packager Window」を選択する

5.エクスポート形式に「.xwear」を選択する

6.エクスポート対象にHierarchyにある衣装のPrefabをドラッグ&ドロップする

7.エラーと警告に以下のような表示が出ているので、衣装をVRoidに持っていきたい場合は「衣装としてセットアップ」をクリックする

8.「エクスポートを実行」を押して、Unityプロジェクト外の任意の場所に保存する
9.「File」メニュー→「Save」で保存する。シーンに名前をつけるようウィンドウが出てきた場合は英字で名前をつけて保存する
VRoidでの着せ替え VRMデータやVRoidデータにVRC用衣装を着せる
1.肌テクスチャに下着をつけた状態のVRMデータやVRoidファイルを作成する(裸でもいいかと思いますがいちおう)

2.別名で保存する
3.左上のメニューから「モデル選択に戻る」を選択する

4.「着せ替え機能」タブをクリックする

5.「着せ替え機能をはじめる」をクリックする

6.「最近使用したモデル」から、2.で保存した素体モデルをクリックする
7.「衣装を追加」をクリックし、「Unityで衣装をXWear用に変換する」の8.で保存した.xwearデータを選択する
8.「素体に合わせる」を選択し、「実行する」をクリックする

9.衣装の形が極端に変わってしまう場合は「衣装の形を維持」で再度実行し、直したい部分に該当するボーンを「選択中」の項目から選んで、移動と拡大縮小で直していく。例えば下記の場合、腕の部分がズレていたので、腕のボーンを選んで移動させた

10.衣装のズレやサイズが合わない部分を修正したら、右上のエクスポートアイコンをクリックして、「VRMエクスポート」を選択して書き出す。もしここでエラーが出た場合は一度「XAvatarエクスポート」を選んで.xavatar形式で書き出して「VRMで書き出すときにエラーが出てしまった場合の対処法」の項目を行う。もちろんVRMではなくVRChatで使いたいときは「XAvatarエクスポート」で書き出す

11.VRChatにアバターをアップロードしたい場合、もしくはVRoidでVRM書き出しにエラーが出た場合は、以下の方法を参考にして、「XWear Packagerを使ってXAvatarデータをインポートする」までを行う。インポートが正常に行われるとPrefabとフォルダができている(下記ではXAvatarDataというフォルダを作ってそこにインポートした)

12.上記のURLを参考にVRChatにアップロードする
VRMで書き出すときにエラーが出てしまった場合の対処法
エラー項目をVRoidアプリから送るのが公式の手順になっていますが、急いでいる場合の対処法です。具体的には.xavatarでVRChat用に書き出してから新しくプロジェクトを作成し、「VRMConverterForVRChat」でVRChatアバターをVRMに変換します。
私の場合は以下でVRM出力エラーが出ました。
・0.xのVRMデータを読み込み
・VRChat対応のお洋服に着替えさせた
1.以下のURLをブラウザで開いて「VCCへ追加」を押すことで、リポジトリをVCCに追加する
https://id.pokemori.jp/vrm-converter-for-vrchat
2.VCCが立ち上がるので、「I Understand,Add Repository」をクリックする
3.VCCで新しいプロジェクトを作成する
4.「VRMConverterForVRChat」の横の+ボタンを押してプロジェクトに追加する
5.「XWear Packager」の横の+ボタンを押してプロジェクトに追加する
6.新しく作成したプロジェクトが開いたら、「VRoidでの着せ替え VRoidにVRC用衣装を着せる」の11.でインポートしたXAvatarのフォルダをコピーする。下記の場合だと「XAvatarData」まるごとでOK

7.「XAvatarData」フォルダの中にある「Prefab」フォルダにXAvatar用のPrefabがあるので、Hierarchyにドラック&ドロップする

8.HierarchyにあるXAvatar用のアバターをクリックし、「VRM0」メニュー→「Export VRM file from VRChat avatar」をクリックする

9.表情やサムネ、アバターの名前などを設定して「Export VRM file」をクリックする
10.書き出したいフォルダを選択すると書き出される
11.アニメーションを設定して揺れモノがちゃんと変換されているか確認する