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But I can't stay away from you.
好きな人を目の前にすると、臆病になる自分がいる。
何を臆病に思うのか、理由は全く理解できない。
そもそも、自分は遠くから眺めているだけだし。
遠くから眺めているだけでも、気づかれない様に気を付けている。
その割には都合よく“きっと気づいてくれているかも・・・”と夢見ている自分がいて、そんな風に思っている自分を時に戒めたくなる。
彼女と極稀に交わす会話は、何となくぎこちない遣り取りで、ちょっとした質問を投げかけても、答えが事務的だとコミュニケーション取りたくないのかな、って余計なマイナス方向に考えてしまう。そんな防御線を張られると、何をどうしたらいいのか分からなくなる。
どうでもいい人なら、こんなこと、どうでもいい。
でも、そう思えない人からの言葉だからこそ、普段は気にも留めない言葉でも、ふとその時のことを思い出しては、悪い方ばかりへ考えてしまい、何をどうすれば良いのか思考が迷走してしまう。
もっと近づきたいのに、近づきたくても粘着質だと思われたら怖くて近づけない。
ただ話がしたいだけなのに、メンドクサイと思われたらどうしようかと考えると声をかけづらい。
だからと言って、距離をおいたら切なくなって辛い。
彼女の張る防御線の外から静かに眺めているだけなら、この気持ちはいつか自然に消滅して、そうなったらもう眺めることも無くなるのかな。
そんな風になれたら楽になる筈なのに、なぜだかこの気持ちが消えてなくなってしまうのは、悲しくなる。
苦しいなあ、叶わない想いって・・・・。