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一生終わらない片想い

「自分が運命だと想うヒトとは、何故か一緒になれないんだって。」
 
誰かがそう言っていた。
 
 
どうでもいい人とは、普通に会話できるし誤解が生じることもないけれど、本当に好きなヒトとは上手くコミュニケーションが図れなかったり、すれ違いになったり、肝心な大切な想いが伝わらなかったり。

本当は、そうじゃないのに何故か想いが上手く伝えられない。
近づきたいのに嫌われたくないから、変に距離を作ってしまい想いが上手く伝わらない。
 
「あ、そもそも相手にされていないから、想いが上手く伝わらないのかも。」
 
そんな風に考えたりしてしまう。
 
 
自分から追いかける恋は上手く行かずに気持ちが落ち着かないから、追いかける恋よりも想いを寄せられる楽な恋へと逃げてしまう。
そしていつも、妥協した恋だからだろうか、時が経つにつれ息苦しさを覚え、どこか行き詰って逃げてしまう。そんな妥協した恋の最後は、相手を傷つけ自分も傷つく。
 
どちらか一方の“好き”が多いとかでなく、同じくらいの“好き”って気持ちで一緒にいる恋人達は、どれくらいいるのだろうか。
お互いに好きの気持ちが同じくらい向かい合っているから、両想い。
あの時に叶わなかった本当の恋のカタチ。
 
もう一度過去をやり直せるなら、想いを告げられなかったヒトに気持ちを伝えることが出来るのに。
あの時、きちんと想いを伝えていたら、いつまでもこんな風に燻り続けることはないのに。
 
 
 
自分で終止符を打たなかった恋は、
一生終わることない片想いのままなのかな。

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