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Lesson 4  みずの中で呼吸の練習

前回までのあらすじ
 身の危険を感じるほど水が怖かったわたしは自主練の末、潜れるようになった。でも泳ぎ方や息の仕方がわからず再び水泳がキライになりかける。そこで陸上で呼吸の練習をし、水中練習に備えてみた。

こんどは水に入って。

 水に入ると陸でできていたことが急にできなくなることがあります。不安なら洗面台やお風呂でもイイので、あらかじめ試しておくと良いかもです。

水の中での練習

 比較的水温が高く、足の着く場所。胸から上が水の上に出る深さで行います。何かにつかまっても構いません。
② しっかり息を吸ってから息を止め、水の中にしゃがみこむように潜ります。
 適度な深さまで潜り切ったら、鼻から息を漏らしながら、浮きあがる感じにあわせて少しずつ立ち上がります。
 顔が水面に出た瞬間に、鼻と口を使って「強く・速く」息を吐きだします。スイミンスクールなどでは「パッ」といって息を吐くように練習をすることがありますが、「プハッ」でも「ブハッ」でも何でもいいです。だって、何か言いながら泳いでいる選手いないでしょ。
 「強く・速く」息を吐き切ったら自然に息が入ってくるのに合わせて、口からしっかり息を吸い込み、②からと同様に続けます。
 慣れてきたらジャンプをしながら行い、さらに慣れてきたらジャンプして前方に移動しながら25m進んでみましょう。苦しくなることなく、自然な呼吸と感じられるようになることを目指しましょう。

苦しくない呼吸、もうひとつのコツ。上を向かない。

上を向いて口から息を吸うと胸の奥まで息が入らない感じになりませんか?
上を向く=首を後ろに倒す=泳いでいる時は顔だけが前を向くという姿勢だと胸郭が十分に拡がらないために苦しくなることがあります。
首を後ろに倒さずにまっすぐに前を向いて口から息を吸うとどうでしょう。
上を向いたときより、胸の奥まで息が届く感じがしませんか。
ということで、泳ぐときの頭と首の位置関係はコレです。初心者のうちからこれを覚えておくと、姿勢づくりにもつながり、泳げるようになったときに、とてもラクになりますよ。

さらに、もうひとつ

 自分にとって冷たいと感じる水温の中では息苦しく感じることがあります。(寒冷刺激による反射という働きが影響することもあるので、気のせいではありません。)
 真夏のぬるーいプールは苦しくないかも知れませんね。


次回は、浮かんでみよう! です。





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