Lesson 18 バタフライ 泳いでみよう。
💧 前回は、プールでキックの練習をしてみました。もう泳ぎますよ。 バタフライのコツは、キックに合わせてカラダが浮き沈みするタイミング をうまく利用することです。 前回、その前振りを少しだけ行っていたのです。この部分です!
“呼吸を入れるなら4回目のキックを打ち込んだ反動でカラダが持ち上がる力を利用して素早く行います。”
キックを打ち込むと、カラダは沈もうとします。キックによって打ち込んだ脚が再び水面に戻るときにカラダは浮き上がってきます。コレをつかむのです。
もう一度、前回同様にキックを行ってみましょう。ただし、意識的に浮き沈みするのではなく、沈む・浮くを感じるのです。
それでもうまく感じられないとすると、こんなことが考えられそうです。
・ヒザが曲がりっぱなし。➡ 蹴り込んだ際にヒザがしっかり伸びずに曲がっていると浮いて来ません。
・キックに合わせて両腕と頭が上下動してしまう。➡ そもそもこれでは、うまく前進しないと思います。
・動作が速すぎる。➡ 沈む・浮くが感じられるよう、一連の動作を大きくゆったりと行ってみましょう。
プルパターン(腕の動き)
理想的には「キーホール」と呼ばれ、横に開いたところからカラダに沿って太ももまで水を掻き、水面上にリカバリーさせるパターンですが、はじめはコレを端折って胸の位置までかいたらリカバリーさせるといいでしょう。
キックとプルのタイミング
・壁を蹴って進んだら、キックを鋭く打ち込みます。 カラダの幅で寸止めさせる感じです。カラダが少し沈もうとしながら前に進むと思います。
・キックによって前に進みながら、手のひらを外側に向け、肩幅より手のひらひとつ分ほどのところまで両腕をゆっくりと開きます。
・このあたりで、脚が水面方向に戻ろうとしカラダが浮き上がってきます。それにあわせて胸のあたりまで一気に掻いてきます。
・ここでもう一度強いキックを打ち込みます。キックした脚が水面に戻ってカラダが浮かび上がろうとするタイミングに合わせて両腕を横から水の上に抜いていきます。
・両手が前方に戻って入水したタイミングで鋭いキックを打ち込み一連の動作を続けます。
☆ タイミングはこんな感じです。あわてて腕を回すと、うまくタイミングがつかめません。カラダの浮き沈みに合わせることが何より大切です。
☆ タイミングをつかむために、片腕で泳いでみる方法があります。このときも、水を掻くことに集中するのではなく、沈む・浮くの動きに、腕の動作を合わせる意識が大切です。
☆ 呼吸はリカバリーに合わせておこないます。毎回ではなく2ストローク(2回水を掻く)1ブレス(1回呼吸)を目安にするとイイでしょう。
次回は、バタフライに磨きをかけるポイント です。