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共に過ごす、共に暮らす

目の前の人が笑っているかどうか。

目の前の人とつながれない人が、神さまとつながってるわけないじゃん。

interview対談 吉武大輔

門前の小僧

大島ケンスケさんの活動のなかに、「リトリート」や「旅」の企画があります。

ケンスケさんとコミュニティの仲間が1泊ないし2泊を共に過ごし、いっしょに山に登ったり、神社やお寺に行ったり、ワークを教わったりしながら、「同じ釜の飯」を食べて語り合い、交流します。
ほんの数日ですが、仲間と生活を共にすることで、自然とお互いの意識がつながり、一体感が増します。

「門前の小僧習わぬ経を読む」といいます。

私たちコミュニティのメンバーは、ケンスケさんと行動を共にし、さまざまなことを直接見聞きし体験することで、ケンスケさんが口で語る以上のものを自ずと理解するようになり、吸収し、学びを深めていくのです。

俵山温泉

そんな旅企画のひとつ、山口県長門市にある「俵山温泉」への旅へ同行させていただく機会がありました。

俵山温泉では、ケンスケさんの10年来のご友人吉武大輔さんが「俵山ビレッジ」というコミュニティを運営していらっしゃいます。
俵山温泉には、現在14棟のシェアハウスなどの施設があるそうです。

私たちもそのひとつに宿泊しました。
古い住宅を無垢の木でリノベーションした、とても温かみのあるすてきな宿泊施設でした。

徒歩3分ぐらいのところには、泉質の違う温泉施設が2つあります。
どちらも昔ながらの源泉掛け流しの温泉で、私たちも夜と翌朝に両方の温泉を堪能しました。
体はほかほか、お肌はつるつるになります。

温泉街の古い町並みはまるで映画のセットのようで、何とも懐かしい雰囲気で風情があります。
周囲は山に囲まれており、近くには滝もあります。

吉武大輔さんを“深掘り”する

その俵山温泉で、大島ケンスケさんと吉武大輔さんの対談が行われました。

なんと吉武さんは、21歳のときに80代の自分がどんな「ジジイ」になるかを決めて、そこから逆算して人生を創ってきているそうです。

現在37歳の吉武さんは、当たり前ですが見た目は若々しいのに、確かにおっしゃることはおじいちゃんのよう(笑)
にこやかな笑顔で優しく丁寧に紡ぎ出される言葉は、一つ一つ含蓄が深く、もはや達観した長老のそれでありました。

すべてを肯定し、まるっと受け止める懐の深さ。
それは表面的な“きれいごと”ではなく、自分と、仲間と、世界に対する大きな信頼であふれています。
だから、年齢を問わず多くの人が心を惹かれ、ついていくんだなあと納得です。

対談の内容は多岐にわたりました。
濃くて深いお話が続きます。

・田舎への移住
・「やりたいこと」はエキサイティング(わくわく)だけど、「本当にやること」は……
・夢、使命、天命
・何もない世界で思い出した3つの約束
・日本人の役割とは
・「恐れ」と「危機感」について
・1日2食
・みんなに伝えたい「座右の銘」

コミュニティの大切さ

吉武さんはお話の中で、

セミナーとか、ワークショップとか、勉強会とかでは到達し得ない領域が「共に暮らす」ことの中にたくさんある。

interview対談 吉武大輔

と、おっしゃっています。
それがコミュニティを運営する理由でもあるそうです。

実際には、親族以外の人と共同生活をするというのは、そう簡単にできることではないかもしれません。
(もちろん、親族でも難しい場合はあるでしょうけれど)

でも、いずれにしても、人間はひとりでは生きていけません。

好むと好まざるとにかかわらず、誰かと関わり合わざるを得ないし、だからこそ生まれるものがあります。
それが人生の醍醐味ともいえます。

私自身はそのお話を聞きながら(そして実際にコミュニティの方とごいっしょしながら)実は自分の子ども時代を思い出していました。
(昭和時代の田舎の話です)

地域の人たちはみな顔見知りで、地域の行事はみんなで協力して行っていました。

お祭りはその最たるもので、大人(特に父親)は何ヵ月も前からその準備にいそしみ、前日と当日は仕事もそこそこに、大人も子どもも山車とともに町内を練り歩きました。

子ども会の活動も盛んでした。
お葬式も、近所の人がたくさん手伝いにきてくれたことを覚えています。
もちろん、出かけるときには、家に鍵をかけなくても大丈夫。

若いときは、田舎特有のその関係性の密度の高さが面倒で、それゆえに東京に出たというのはあります。

とはいえ、よくも悪くも人間関係がドライな都会で何年も暮らしてみると、やはり心のどこかで何かを取りこぼしている感があるのは否めません。
だからこそ、私自身もつどつど、何かしらのコミュニティに所属することを選択してきたし、今も属しているともいえます。

現在、全国で多くの若者が一斉にコミュニティを立ち上げているそうです。
日本人がここ数十年で失ってしまった何か大切なものを、無意識のうちに取り戻そうとしているのかもしれませんね。

共に過ごすこと、共に暮らすこと、共に生きること。

そんな見どころ満載の動画は、こちらです↓


吉武大輔さんの活動はこちら↓


大島ケンスケさんのコミュニティにご興味のある方は、まずワークにご参加ください↓

アーカイブ視聴は9月15日まで↓


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