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沢山の人に影響するより、たった1人のかけがえのない存在に

ここ10年ほどの私の人生は…
とにかく自分のスキルアップに集中してみたり、
今まで関わりのなかった方面の方たちと繋がってみたり、
色々なチャレンジをしてみたり…
とにかくウィットにとんだ時期を過ごしてきたわけなのですが…。



共通言語はスケール化だった

色々な方とお付き合いさせていただく中で、
「この人すごいな!」「素敵だな!」
いわゆる私の中で「憧れ」的な視線を向けていた方たちに共通していたことは、
「スケール化」への取り組みを成し遂げている、もしくはチャレンジ中である、ということに最近気づいたのでした。

つまり、今取り組んでいる事業をもっと拡大することを第一の目標としていたり、ご自身をより多くの人に知ってもらうことで大きな影響力や社会的なインパクトを残す、といった取り組みを進められている方々に(比較的)たくさん囲まれてきたのです。

そのため、組織・売上・志など、様々な点で
「急速に拡大成長を遂げ、より多くの人に広まる、大規模になる」事が
「良し」という考え方がいつしか私の中に根付いていた気がします。


自分の特性を大切にする

「拡大する・大規模になる」ことが大前提で組織に関わり、取り組みを進める中で、ずっと何かしらの違和感を感じていた私…。

全体最適を考えると、ここで線引きをして、○○なルールを設定するしかないよね…。
個別対応をしていると、人手や工数がいくらあっても足りないし、効率が悪いから個別対応はあきらめようね…。

こんな組織の決断に、当然理解はしつつも、どうしても腹落ちしない感覚があり、全体最適を求められるたびにお客様一人一人の背景やそこに至る事情が気になってしまうのが私の性分なのだな、と感じるようになりました。

こうした葛藤のなかで、行きついた結論が、

私は、たくさんの人と広く浅く関わるのではなく、
「一人のお客様とじっくり深く、長い時間をかけてお付き合いしたい」という考えの持ち主なのだ、と言う事でした。

効率悪くていいじゃない

個別対応を大切にしようとすると、
「効率が良くない」
「そのスタンスじゃ労働裁量性から抜け出せない」
「ビジネスモデルよくない」
など、色々と手厳しいフィードバックをいただくこともあるのですが、
きっと私は、そこまで器用な人間ではなく、

ただただ愚直に目の前にいる10人に全力投球で臨む働き方しかできない人間なのではないかな…。
でも「それはそれで、何だか温かくていいんじゃない?」

そんなことを感じている今日この頃なのでした。

沢山の人に認められなくてもよい、
私の取り組みが多くの人に広まらなくてもよい、
ただひたすら、今目の前にいる10人の顧客を大切にしよう。
そんな気持ちを改めて嚙みしめています。

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