【成功する売り方を考えるマーケティング基礎①】マーケティングを実践するコツ
そもそもマーケティングって何?
「マーケティング」という言葉を聞くと、何だかとても難しい論理のように感じられる方も多いかもしれませんが、マーケティングの基本はとてもシンプルです。
それは…
「必要な時と場所に、必要な人へ、必要なものを提供する」これがマーケティングの最も基本的な考え方です。
皆さんもこんな経験ありませんか?
外を歩いていたら急に土砂降りの雨が降り出して、近くのコンビニに駆け込んでビニール傘を買ったこと…。このときビニール側は店の一番入口の見つけやすい所に置いていて、買った瞬間店員さんが傘にかぶせてあった外側のビニールを取って品物を渡してくれた…。
このコンビニはまさにマーケティングの基本的な考え方を実践したといえますよね。
必要な時と場所:想定外に急に降り出した雨
必要な人:傘を持っておらず、雨でぬれてしまいそうな人
必要な物:安価でためらわずにすぐ買うことができる傘
必要な時→もしこの時、それがとても晴れていて一向に雨が降る気配がなければ、コンビニで傘を買う人はかなり少ないでしょう。
必要な人→いつも折り畳み傘を持ち歩いている人、このまま地下道を通って目的地までたどり着ける人には傘が必要ないでしょう。
必要な物→このコンビニで素敵な柄の1万円のブランド傘を揃えていても買う人はほぼいないでしょう。なぜなら今この瞬間にお客様は確実に雨を凌げるものをお手軽に買いたいから。
このように考えると、マーケティングとはとてもシンプルである、とい事が理解できると思います。
なぜ「マーケティングが難しい」?
コンビニの傘の例は「時・人・物」がとっても分かりやすい事例だったのですが、実は皆さんが提供しようとしているサービスは「雨の日の傘」ほど分かりやすいものではないはずです。
「時」と一言で言っても一日のうちのどの時間帯なのか…、1週間のうちのいつ頃なのか…1ヶ月、1年、さらには一生のうちのどのタイミングなのか…まで拡大して検討しなければいけないサービスもあるでしょう。
「場所」に関していうと、百貨店・ショッピングモール・路面店、日本、海外、田舎、都会、はたまたオンライン…など検討する選択肢も数多く存在します。
「人」いわゆる「ターゲット」とよく言われる部分では以前は「20代女性」「40代会社員男性」など、年齢・性別・職業などで大きく分けられていましたが、提供されるサービスの種類が多種多様に出揃っている今、このような大きなくくりではターゲットが広すぎて誰の元にも届きません。
「物」先進国の日本において、本当に必要な最低限のものは皆さんすでに持っています。ライバルがたくさんいる中で、あなたの提供するものだからこそ選ぶ理由がある「なにか」をそこに付けなければいけません。
「難しい」のではなくて…
これらの答えを見つけ出すプロセスがとても難しい…のではなく、
実はとても根気のいる作業なのです。この答えを見つけるために、
「仮説を立てる→検証する→結果をもとに修正する」を何度も何度も繰り返すのです。
この繰り返しにはゴールがありません。一見「これが最終的に正しい答えだ!」というものが分かっても、時代背景や競合他社、お客さんの心情は日々移り変わっていくからです。
この根気のいる繰り返しを途中で止めてしまった人が、売上の低迷や廃業に追い込まれていくのです。
大切なのは正しい方法で続ける事…
「根気」という言葉を聞くと、それだけで少し遠い目になってしまいそうですよね。
確かに「根気」の継続、一人でやろうとするととても苦しいです。私もかつて、成果の見えない根気大会に一人で挑み、心が折れた経験が何度もあります。一人で続けることが「無理なことなのだ」と理解した今は、仲間と共に仮説・検証・修正を繰り返す。心が折れそうになった時には「大丈夫、進んでいるよ!」と、声をかけてくれる仲間がいるおかげで、続けていくことが出来ています。そしてこの仮説・検証・修正をあきらめずに繰り返すことで、必ず結果は残せます。
さあ、まずは一緒に「仮説・検証・修正」に根気強く付き合ってくれる仲間を見つけてみましょう。
知識のインプットが終ったら…
①今回新しく得られた考えはなにか?
②まだ良く理解できていないことはどれか?
③今までの自分の行動を振り返り、まず最初に改善できる点は何か?
以上の点について考えて是非アウトプットしてみてください
!アウトプットしていくことが
「分かる」から「できる」への理解につながっていきます。
次回以降は
「人」
「時・場所」
「物」
に分解してマーケティングの基礎的な実践方法を解説していきます。