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昨日から今日にかけてセッションを6件ほどやらせていただいたのですが、
「結局ありのままでいるのが大切だよね」という気づきで終えたセッションが何件かあったので、そのことについて少し考えたいと思います。


鷲に憧れるペンギン

SNSの投稿や動画配信など、大量の情報が手に入るようになってからこの風潮はさらに加速したのでは?と思っていますが…。
世の中には「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」という概念がものすごく多く普及しているように思います。
多様性が増えたのと同じくらい「~ねばならない」も増えているように…。

鷲って鳥の中でも王様の様に、強くてかっこいい鳥ですが、
鷲になりたくて、鷲に憧れて一生懸命高く飛ぶ練習をしているペンギンがたくさんいるように思うのです。
もちろんペンギンは鷲のような翼がないので、やってもやっても上手く行かず、練習するたびに地面に落ちてけがをしていまします。
そんなペンギンには、どんな声をかけてあげると良いのでしょうか?

私はそんなペンギンに
「あなたは泳ぐのが得意なのだから海に飛び込んでごらんよ」と伝えたいのです。そしてペンギンには、鷲には到底まねのできないような愛らしいよちよちウォークが多くの人を癒し、魅了する特技もあります。
私はペンギンに、そんな自分の優雅な泳ぎと愛くるしいウォーキングを大切にしてもらいたい。

「ねばならない」キャンペーン

文化的背景なのか、はたまたビジネス的戦略なのか、その事情はいろいろあれど、世の中には「~ねばならない」キャンペーンがものすごくはびこっています。
昨日今日のセッションでも「○○さんの考える『~ねばならない』はどこから来た考えですか?」と聞いたことろ、
SNSでそういう広告が流れてきた、とか、インフルエンサーがそんな振る舞いをしているから、などなど、ある意味でプロパガンダのような情報流通が行われているように思います。

自分の素質を大切に

ペンギンが飛ぶ練習しても良いとは思います。練習していくうちにいつかは空を飛べる日が来るかもしれません。
でも、それでも泳ぎの得意な自分、よちよちウォークの愛らし自分も大切に、そしてそこに誇りを持ってもらいたいのです。
特技、得意、長所のない人など一人もいません。ないものを求めるのではなく、今ここにある、自分が持っている物をしっかりと見て、大切にしてあげると、その時人は大きな飛躍を遂げられると思います。



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