車窓
下へ。下へ。スクロールしていく画面を見ていた。
文字の羅列、プロモーションの動画、地雷のように埋め込まれるリンク先…。
視界の隅の、対面で座っている学生さんが、なぜかいずまいを正した。スマホから目線を上げて何かをスッと凝視している。
私もつられて顔をあげる。
窓の外に、雲間から差し込む光。
駅の北側が山を削った斜面となっていて、そこに久しぶりの健康な日差しがあたっていたのだ。
前日まで降り続いた雨のせいか、雑木と晩夏の草むらは緑が濃かった。思わず、はっとするほど。そこへ白のような、黄のような、透明のような、実体があるような光がさぁぁーっと差していた。
・・・いいものを見た。
昨日、ツイート失敗したんです。
痛恨の誤変換。凝視を凝縮って。
だから、リベンジ。
ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨 それがまた書く原動力に繋がると思います。