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【Schooでの学び】痴漢をなくすには?

■はじめに

8,9割の女性が痴漢被害の経験者です。
お恥ずかしい話ですが、私も痴漢被害に遭ったことがあります。中学時代、登校中にスーツを着た男性に胸を触られました。
痴漢被害経験のある私から伝えておきたい一言があります。「痴漢は犯罪です」。
そこで、痴漢問題の現状と加害者側の痴漢防止に対する支援策についてご紹介します。

1.痴漢被害者視点から見る痴漢問題の現状

狙われやすくて被害者が多い層は、女子中高生です。加害者は、逆らうことなく警察に訴えなさそうな人を狙う傾向があります。
つまり、私の経験上では、加害者側が制服を着つつ私をひかえめな性格と思って狙ったと考えています。
被害者は、痴漢に対しての恐怖心から何も対応できなかった人が多くいます。電車に乗れず、学校を中退や転職を余儀なくされた人もいます。
痴漢は、ストーカ化してしまうこともあると聞いたことがあります。制服で学校名がわかり、通勤・通学中でいつも会うことからストーカ化の発端であると考えます。

2.痴漢加害者の特徴

一番多い加害者層は、4年制大学卒業で家族持ちのサラリーマンです。痴漢を行うきっかけは、初めての満員電車で触れたことです。相手を触って感触が残り、相手は気づかず、バレなければ良いと思ったことです。
他の性犯罪と同様に、痴漢することで支配的な欲求と優越感・達成感を得るのです。

3.痴漢をやめられやい要因とは

痴漢をやめられない要因は5つあります。

①反復する性的逸脱行動
→痴漢行為が止められない状態。
②嗜癖行動(依存症)
→貪欲として繰り返されて行為がエスカレートする。
③認知の歪み(現実の歪んだ捉え方)
→加害者は、都合の良い身につけ方を勉強している。
<例>
・女性からの性的挑発
→目が合った女性は、痴漢されたいと思っている。
④矯正施設内処遇と社会処遇連携の未整備。
⑤痴漢問題に対応できる専門家や受け皿がない。

4.痴漢加害者に対する支援策は何か

痴漢加害者支援は、以下の通りです。

①家庭支援
→加害者家族が地元に住めなくなることを防ぐための支援。
②再発防止プログラム(SPG)
→治療に配慮した活動を行う。
③人間の習慣を変えていく治療を行う。
a.理由を明確にする。
→人が変わるための理由を明確化する。
b.主体的な覚悟
→自分で変わることを決断する。
c.変化を持続するためのスキルや仲間が必要。
→変化を持続することは1人ではできない。必ず仲間が必要。
自分に合った変化持続の方法を考えてやめることができる。
→定期的に自分の取り組みをチェックする。
大切なのは、「4つのing(イング)」。
a.スケジューリング
→しっかりとした計画を立てる。リスク査定を行い、自分に応じたプログラムの動機付けを行う。
b.モニタリング
→自分で決めたルールができているかチェックする。
<例>
・アプリに記録する。
c.コーピング
→リスクに対して適切に対処する。
d.シェアリング
→自分の状況を仲間等にコミュニケーションで共有する。

今後は、学校の性教育に痴漢問題のカリキュラムをつくるかもしれません。教師が痴漢に関する知識を持ち、生徒に教えてあげることです。
私も痴漢問題を学校の性教育に取り入れるべきだと考えます。中学時代に経験した時は何もできなかったです。痴漢は犯罪であること、痴漢に遭った場合の対処法を教えてあげれば良いと思います。

■まとめ

痴漢は、止めることができ、加害者をサポートすることができます。
また、今回の痴漢問題については主に加害者視点を中心に紹介しました。今後は、被害者の支援策や対処法についても詳しく知りたいと思いました。








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