見出し画像

最澄と天台宗のすべて~~深大寺

東京国立博物館で今月21日まで「最澄と天台宗のすべて」が、開催されている。こどものころに社会の授業で習った、比叡山の延暦寺で天台宗を開いたのが最澄。ちなみに空海こと弘法大師は高野山で真言宗を開いた。以前、東博で空海展を観たので今回は最澄展を観た。そして、関連の深大寺へと足を運んだ。

画像1

2階の展示室へ向かう階段の上には、いつものように特別展の垂幕がある。

展示室内の延暦寺根本中堂の再現コーナーは撮影可能。1200年以上絶やすことのなく灯し続ける「不滅の法灯」。ここではかつて使われていた灯篭が3基並ぶ。後ろには梵天と帝釈天。両脇には12神将のうちの子神と亥神がいる(実際の根本中堂では12体配置されている)

画像2

画像3

映像コーナーも、そこここに設置されており、大阿闍梨になるための修行「千日回峰行」など、なかなか観ることのできない様子が映し出されている。

そして、各地のお寺から来ている秘仏の数々。こちらは撮影できないので、チラシの写真を載せておく。東京は深大寺から、205年ぶりの出開帳、慈恵大師「良源」の巨大な坐像も。

画像9

画像10


1階ラウンジでは梵字カフェと茶室。最澄ゆかりの土地のMAP. そして最澄の漫画を描いた漫画家のパネルも撮影コーナーになっている。

画像4

画像5


深大寺へは三鷹、吉祥寺、調布、各駅からべ巣が出ている。

ここで公開されているのが、良源(元三大師)胎内仏の「鬼大師」。わずか15㎝ほどのこのお像は、良源が鬼の語録身を変えた姿といわれている。二重の厨子に納められたその姿は、版画でよくみる鬼大師のように恐ろしい形相かと思いきや、また違った印象のものだった。

画像6

画像8

画像8

お天気に恵まれた紅葉の季節、水のきれいなこの地で作られた名物深大寺そばをいただき、秋を満喫してきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?