いちばん頑張ったおはなし
この投稿を下書きに眠らせておいたらいつの間にか1年も経っていました。
よかったら、ぜひ読んでください。
仲の良い地元の友達から「大人になったね」と言われた。
「そんなことない」本気で思った。だって私の大学生活はひたすら勉学に捧げたしょうもない4年間だったから。
大学のよっ友から「毎日頑張って真面目だね」と言われた。
「私のことなーんにも知らないなあ」ほんとの私はできるだけ毎日省エネで動きたいし、ゲームしてサボりたい。
私は人を頼ることがすごく苦手です。何か尋ねたりアドバイスを求めたりしたいとき、相手の迷惑にならないかなと、これでもかというほど考えてしまいます。
私は勉強しかしていないと思っていた大学生活だったけれど、実は自分の中での葛藤をたくさん乗り越えてたくさん成長していたんだなぁと感じました。
"あなたのガクチカはなんですか?"
私が教員採用試験の勉強に本腰を入れたのは大学2年の秋です。教授や先輩たちは大学3年の秋から始めるのが妥当と言っていたけど、私は頭がいい方でもなければ容量も悪いし、普通の人と帳尻を合わせるにはやっぱり早く勉強に取り組むべきだなと思いました。
毎日7時に起床し、朝昼晩とご飯は大学で食べて、家に着くのは夜10時の生活を、結局4年の秋まで続けることになりました。
とにかく孤独との戦いで苦しかった。しんどかった。辛かった。
採用試験に通らないと私の人生が終わってしまう気がして、頑張った4年間に価値をつけてあげられないような気がして、不安に押しつぶされそうになって泣きながら帰ることもあったなあ。
中学、高校のように、定期的にテストがあったり成績をつけられたりして頑張りを認めてくれたり振り返ったりすることがないのも苦しかったです。評価してくれる人がいないって、私の中でこんなに大きいことなんだと思いました。
小学生の時にこの職業に就きたいと思ったその日から、この辛くて孤独な経験をすることは決まってたんだなと思うと、なんだか運命のようにも感じました。
ここからは1年後の今の自分が綴る追記です。
実際に夢を叶えて働いてみて、1学期を走り抜けて、理想と現実のギャップに苦しんだり、周りの環境に押しつぶされる日々が続いて、心が壊れそうになることがありました。自分を大事にする選択が取れないこともたくさんありました。
でも、楽しい、この仕事に就いてよかったって思うことも多くあって。
また来週から2学期が始まります。正直、何百人を1人でみるってすごく怖くて、いつなにが起こるかわからない恐怖がいつも私を飲み込もうとしてくるけど、子どもたちの元気な様子を見ると「ま、大丈夫か」なんて楽観できたりもします。勤務中の私の心はとっても不安定です。
どうか何事もなく2学期も終えることができますように。心から願って、ではこの辺でさようなら。
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