人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした
ソファに横になって観たい映画
のんびり観られるけどじっくり見入ってしまうような作品でした。
元アイドル大木亜希子さん原作の小説を映画化。原作は未読。
人生どん詰まりの元アイドルが、56歳のおっさんと同居生活を送るとゆうお話し。
社会や自身、友達との葛藤の中で、同居したおっさんの言葉に主人公の心がほぐされていくとゆう、まーよくあるっちゃあるテーマ。
なんだけど、深川麻衣さんの躁鬱っぷりと井浦新さんのフラットっぷりに魅き込まれました。
深川さんは「結婚できない男」の時のとぼけた役、「彼女たちの犯罪」の時のシリアスな役など、いい女優さんですね。ずーっと、どん詰まり感満載でした。
彼女も元アイドルなので今作の役所と重なるところもあったのではないかと。
井浦さんは言わずもがな。台詞が無くとも佇まいだけで人間性を表していました。
歳を重ねて諦めることを覚えたとゆーよーな事を話すシーンがあるのですが、諦めるはポジティブな言葉です。多分きっと。
最初と最後のお医者さんとの会話が印象的。たまにはゆっくり歩こう。
六畳一間のマリーアントワネット
とてもとても興味をそそられるタイトルでした