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大人エレベーター77階に

大人エレベーター
それは、大人を旅する不思議なエレベーター
そこには
サッポロ黒ラベルCM



妻夫木聡が大人エレベーターを降り、そこに誰がいるのかいつも楽しみで仕方ない(今はYUKIですね!)


何を質問するのか
そこにいる大人は、どういう答えを出すのか



大人とは?
人生とは?
強さとは?
自分らしさとは?
生きるとは?
ライバルは必要か?



妻夫木くんは、ポンポンとひと言で質問を投げる
だが、その内容は深く重みがある
妻夫木くんは、人間とは…に、興味のある人なのかなと伺え、そちらにも興味がわく
そこにいる大人たちは、自分を持っている
名言と感じるその言葉は、紛れもなくその階にいる大人の本音
毎回声にならない唸りが止まらない


そして、あのBGMも好きだ
♪Around the World / Jennifer Skidmore
私は最後の晩餐を、この曲を流しながら堪能したい
白米 豚汁 わさび漬けがいいな



以前から、大人エレベーターに乗ってみたいと思っていた

大人とは
人生とは
後悔とは



聞いてみたい人がいる



戦後まもない厳しい時代の中に生まれ、
学問、遊び、生きる力を全身で習得し、
人生が変わる選択を多くしてきたようにうつる
御先祖様を大切にする心のおかげなのか、
数多くの危機も、土壇場で救われている気がする
妻の旅立ちまでに与えられた14年の介護の期間は、
その後独居になった時間を、困らぬよう、そして彼らしく、彼だけの時間を過ごせる為の過程だったのではないだろうか


当たり前だが遥か上の階にいる彼を私は見上げている

しかし、60階を過ぎた辺りから、彼の人生の選択を共に考える事が増えた
こうやって、私も大人のことを知っていくのだと感じる




大人エレベーターは、停まってくれない


私は高所恐怖症のため、あまり高い所までいってしまうと足がすくんでしまうだろう
大人エレベーターが100階だとしたら、現在は、とてもいい位置にいる
足がすくんでしまう事なく上がれる
エレベーターの調子が悪ければ、階段でも上がれる



やはり、この辺りで聞いてみたい
そして、聞いてみた



3つの質問への答えは、どれもが簡潔にまとめられていた 
それは実に静かで、力強く、情熱のこもった言葉だった


大人エレベーター
それは、大人を旅する不思議なエレベーター
そこにいたのは、もうすぐ喜寿を迎えようとしている私の父だった
7月7日に父を想う



noteでの出会いに感謝します 
                   ☺︎マティ☺︎

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