家族はしばしば最も小さな社会単位であり、社会は家族を基盤にして成り立っている、という言辞は今日さほどの違和感なく受け入れられるところであろう。ジョージ・マードックが初めて核家族という概念を打ち出した1949年以来、家族のあり方は社会のあり方と密接に関係していることが様々なアプローチによって明らかにされてきた。前史としてのバッハオーフェンやフレイザーの仕事に始まり、伝播主義の先駆者といえるボアズとその門人ローウィの国家観、ル・プレイによる類型化、マリノフスキやラドクリフ=ブラウ
140文字に納まりきらない思いのたけを書きなぐるためだけのツールを探している。 人間の欲求には限りがないもので、本を読んで満足していた人間が感想を呟く先を求め、あまつさえ他人に評価されることを期待している。あさましいことだ。 我ながら卑怯なことに、本物の評論で叩きのめされないように人目に付きにくい場所でこうして壁と喋っている。 情けない話だ。 それでも何かを語りたい愚か者にどうか舞台を与えて欲しい。オーディエンスまでは求めないから。