うつ病と憑依

スピリチュアリズムを学ばないと憑依=怖いと思われがちですが、憑依は日常茶飯事です。たとえば、集中して自分の力以上のものが発揮できた経験はけっこうあるはず。神がかった瞬間として経験したり、それらは良い憑依と表現できるでしょう。もちろんその逆もあるのです。

「仕事に行きたいと思っても、身体が重くて布団から出られない、動けないんです」

うつ病を発症されている人のよくある台詞です。まさに憑依霊が覆い被さっている状態と言えます。霊視ができたらよく分かるのでしょう。これは悪い憑依と表現できるでしょう。

では、良い憑依と悪い憑依はどうして起きるのか?霊感の感度が高い人と低い人でも大きく変わります。つまり影響を受けやすい人と受けにくい人。人間は霊的存在ですから、まったく霊感が無い人はいません。パーセンテージの違いです。感情の起伏が激しくて、お天気屋と言われる人がいますが、まさに霊感が強いと言えます。しかし本人は霊の影響を受けていると気がついていない場合がほとんどです。

では良い憑依を受けるにはどうしたら良いか。八つの法則の一つである「波長の法則」を利用するしかないのです。波長を高めることです。例えば、受験する際、最大限の努力して勉強したとしたら、その努力に見合った憑依を受けられると考えられます。

更に良い憑依を受けたいと思うのであれば、「利他愛」を実践することです。その愛が本物であれば、霊界からのご縁、導き、憑依は必ずあると言えます。利他愛の実践者である聖人と言われる人の活動を見れば分かります。江原啓之氏も多分にこのような経験をされたようです。

日頃から、「死にたい、楽しくない、さぼりたい」とネガティブな思考で生活していれば、そのような憑依を受けると言えます。スピリチュアリズムでは、言葉を「ことたま」として大切にしますが、想いも「おもいみたま」として大切にします。

好きではない人と会って、顔は笑っていても心の中で「こいつむかつく、死ね」と想うのであれば、そのような憑依を受けますし、カルマの法則も働きます。自分に返ってくるということ。ですが、想ってしまうことを止めることは難しいので、私はよく「なんちゃって」と付け加えます。

「むかつく、はよ、いてまえ」2秒「なんちゃって」とか

2秒「そんな言い方良くないよ」とか、もうひとりの自分が出動するのです。

人間の中には天使もいれば悪魔もいます。つまり私たちの波長は高い部分も低い部分も両方兼ね備えている。好きな人にはすごく優しくできるのに、そうでない人には意地悪さえしてしまうのが人間です。低い部分だけで一日を過ごしてしまうことが危険なのであって、高い部分を呼び起こして、存在感が増してくれば、悪い憑依を受けることは少ないと言えるでしょう。

まずは、自分というのはそのように未熟であると言うことを認めること。悪い部分も良い部分も含んでいる人間であるということを認識して、良い部分をなるべく大きくしていくことが、たましいの成長にも繋がりますし、悪い憑依を受けにくくなります。

便宜上、悪い憑依、良い憑依と表現しましたが、スピリチュアリズムで厳密に表現するのであれば、憑依として悪いも良いもなく、分け隔てることなく、すべてが学びですから感謝なのです。

次回はうつ病を発症しやすい人の性格について

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