ルーテル市ヶ谷ホールにて『手話と音楽と語りで綾なすライブセッション~すきとおったほんとうのたべもの~ 2024』終演しました✨🥺💕
無事に『手話と音楽と語りで綾なすライブセッション~すきとおったほんとうのたべもの~ 2024』が11月30日(土)に終演しました。
観に来てくださった皆様、応援してくださった皆様、出演者、スタッフ、関係者の皆様…ありがとうございました💓
終わったあとは、しばらく何もできない状態でした(笑)
ライブセッションでは舞台上のお芝居だけでなく、11人のキャストの撮影会や葉っぱの紙にメッセージを書いてもらってロビーの木に色を添えて頂いたり、注文の多い料理店の中の文言をおかりした看板などもロビー内に置いたり、ポランの会が販売している紅茶のパッケージイラストを飾ったり、出演者が着ている衣裳を着た人形を展示したり…と思いつく中で、お客様とふれ合えることはないかと模索しました。
字幕も遊び心があるものを作ろうと…字幕に色をつけたり、オノマトペを動かしたり、昨年の経験をいかしパワーアップしていました。
正直、この公演の再演ができると思っていなかったので決まったときは驚きました。出演者、スタッフ、関係者も忙しい方々ばかりで、合間を縫って協力してくださってました。
↓ここからライブセッションの詳細を交えて書いていきます。
昨年と違う点は、『注文の多い料理店 序』に演奏が入ったこと。序の為に、白井さんがオリジナル曲を作りました。昨年の序は食卓を囲むような あったか~い空気でしたが、今年の序は、快活な印象で本を持って花巻の自然の中を歩いている女学生たちのような朗らかな空気でした。とても美しい表現が羅列されていたように思います。
今年の『注文の多い料理店』では、語り手の二人が台本を持たずに舞台上でお芝居を交えて語っていきます。地の文章では淡々と二人同時に語っていき、登場する人物や動物になるとパッとわかれて それぞれを演じる語り手たち。手話パフォーマーの武井さんも二人の通訳という形をとりつつ物語と一体化していきます。看板を背負って登場し、手をたたくと演奏が始まったり、時には扉や金庫になったりと手話だけでなく武井さん自体が舞台装置になり場を温めてくださったりしています。そして、バイオリニストの白井さんも演奏だけでなく、本人が物語に関わることで、さらに一体化。親分として扱われたりと…注文では楽しい時間が流れていたように思います。昨年の朗読な雰囲気から芝居へと変貌させていました。
休憩中にも、メッセージを書いた葉っぱを木に貼ってもらいました。今年は出演者の鈴木さんがデザインしたイラストのトートバッグ(注文の多い料理店、賢治童話6種類が描かれた野山と星)をロビーで販売。
ポランの会のBASEでも購入できちゃいます。
『土神と狐』は昨年は彫刻のような“静”の美しい作りになっていましたが、今年は“動”がテーマに…。樺の木が揺れたり震えたり移動したり、狐や土神も心象や心情を現す際に動いたりと全体的に昨年よりも動きがありました。大きく変わった箇所はラストシーン。前回、直接的な表現をしなかったのですが、今年はみせていきました。
ラストシーンに深い意味を持つカモガヤの穂。時期が悪く、前日まで手に入らないかもと諦めていたカモガヤの穂が本番当日に岩手県に住む方が見つけて届けて下さったりと…色んなありがたいことが公演中つづきました。
個人的に嬉しい出来事も…
懐かしい方が観劇に来てくれて声をかけてもらいました。懐かしい話もできて、すごく嬉しかったです。友人知人だけでなく、たくさんの方に公演を観てもらえて良かったな…と思います。
大好きな方々と今年もライブセッションができて、それだけで幸せ者だと感じました。