「パラノマサイト」でビビリ散らかしながらバカを晒そう
話題になってて友人も面白いと言っていた「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」をクリアしました。
去年やった「レインコード」や「ゴーストトリック」の影響でミステリーADV熱が高いんです。
昭和後期の東京を舞台に、
呪いの力を得た9人の男女が七不思議に隠された《蘇りの秘術》の行使を巡って
それぞれの想いをぶつけ合う、群像ホラーミステリーADV。
最後にあなたに待ち受ける謎とは…！？
非っっっっっっ常に面白かったです！
複雑に絡み合った《謎》のストーリー
本所七不思議に隠された《蘇りの秘術》を巡って登場人物たちが呪い呪われの殺し合いサバイバルが始まる、というのが今作のストーリー。
ですが七不思議以外にも様々な謎がこのゲームには横たわっており、プレイヤーは謎を解きながらゲームを進めて行きます。
そもそも《蘇りの秘術》とは何なのか・・・
小学生が殺された誘拐事件の犯人と真相は・・・
なぜ女子高生は自殺したのか・・・
変死した警察官に何があったのか・・・
プレイヤーと「案内人」の正体とは・・・
といった《謎》がプレイヤーを待ち受けてます。
これらの謎が一本の線に繋がった時の快感こそ、ミステリーADVの醍醐味ですよ。
めちゃくちゃユニークなキャラクター
《蘇りの秘術》を巡って呪い合う話ですが、登場人物はかなりふざけてます。
いつ呪い殺されるか分からないのに漫才のような掛け合いが始まります。
僕のお気に入りは津詰徹生と襟尾純の刑事コンビ。眼の前に死体があるのになんか漫才始まります。モウロクしただのしてないだの。
もう一組好きなのは、息子を誘拐事件で殺されたマダム・志岐間春恵とその事件の真相を追う依頼を受けた探偵・櫂利飛太。探偵の精神年齢が10歳なのでもう母と息子になってます。あとマダムの雰囲気が儚げでエロい良い。
（画像のおじさんが津詰警部）
推理で頭を悩ませる
あるある探検隊ではない。ミステリーADVなのでもちろん。プレイヤーの手で主に選択肢を選ぶ形で謎の推理をする必要があります。
これがなかなかクセ者で、結構難しいです。
推理ゲーにはよくある、キャラが「分かったぞ！」と言ってもこっちは「いや分からんが！？」というのもあります。ある意味これも醍醐味。
このゲームのいいところは、間違っても何のペナルティも無いところです。最悪間違えてもそのまま進みます。ただし、間違えた先がバッドエンドの可能性はあります。
間違えても「あ、うん、分かってなかったんだね」みたいなことを言われて答えを教えてくれる場面もあります。
みんなでバカを晒そう！
どん詰まりになることもあるので推理して解決しよう
ちゃんとホラーしてる
ADVといえば、画面は固定で動かせないイメージがありますが、このゲームは周囲360度を見渡すことができます。パノラマだね。
それで隅々まで観察し、謎を解くカギを探したり、隠し要素を見つけたりします。
これがホラー要素にもちゃんと機能しています。
「ああっ！後ろに…っ！」と言われて振り向けるかバカ！
ほとんどのホラーゲームをプレイできない僕はビビりながら謎を解いていくのでありました。
メタフィクション、大好物
メタフィクション要素があると言うと重大なネタバレになる危険性がありますが、このゲームは始まってすぐメタってきます。
これにより開始早々、プレイヤーは自分自身の正体も考えながらゲームを進めることになります。
メタ要素が好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
ミステリー、ホラー、メタフィクションなADVに興味がある人はやってみてはいかがでしょうか。
なんなら配信してバカを晒そう。あたしゃ配信しませんけど。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？