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親になる友達、親である友達に会うのが怖い


私は30代前半です。
夫と結婚して約5年。今のところ、子どもを持つ予定はありません。

理由は子どもを持つことに対して自分にとってはデメリットの方が
多いと思っているからです。
絶対欲しくないわけではないけど、絶対欲しいわけでもない、
だから欲しがらないでいる。という状態。

ここ数年はこんな気持ちを持っていて、年齢的にそういう話になった時に
友達にも軽く子どもを持つことは考えていないこと伝えていました。
今まではそれで難なく過ごしてきたのですが、
最近、子どもについての自分の考えを友達に言うことに躊躇が出てきました。

きっと、前まで子どもが欲しいと言っていた友達が、実際に子どもを授かり
無事出産し、親になったり今まさに妊娠中でもうすぐ出産を控えている友達が増えた
ことが要因だと思います。

子どもがいる友達に、“私は子どもを持つ気はない“と言うのはなんとなく
気が引けてしまう。。。なんだか会うのも億劫になってきたし、
年齢的に、会った時に“実は子どもできたんだ“って言う報告をくれることも増えてきて
会話の話題もそのことが中心に進む感じで共感できないことが心苦しい。。。
ちなみに私は子どもを育ててる人を尊敬していますし、本当に尊いなと思っています。

この後ろめたいような気持ちはなんだろう・・・。
この気持ちの理由がわかれば対策できるかもしれないと思って、
理由を考えてみました。振り返れるように残しておこうと思います。

多分、この気持ちになる理由は主に2つ。
①妊娠、出産、子育て、全て経験したことがないから心から共感できない。
②まだまだ子を持たない夫婦(身体の問題とかではなくて)がマイノリティな印象。
 子育てを経験することが人間レベルを上げるみたいな雰囲気。


①については、たとえば他のことであれば大体想像できたり、全く同じ経験でなくても
似たような経験を持っていて共感できたり、寄り添ったりできる。
でも、こと妊娠、出産、子育てに関しては代替経験が恐らくない。
経験した人にしかわからない、そしてきっと本当に大きな体験だから、
なんとなくで共感するのも失礼な気がしてしまう。となると、
子どもの話になった時に私ができる反応は、“そうなんだね、きっと大変だよね。“のみ。
それ以上のラリーができない。正直、面白くはない。

続いて②については、私自身が勝手に、そう思われているんじゃないか。と思ってしまっている。
前までは友達という対等な関係性だったのに、
親である友達と親にはならない私という関係値になってステージが変わってしまった感覚がある。しかもこのステージは私が子育てを経験しないと二度と対等には戻らなそうという感覚。正直、寂しい。


こんな感情になってしまう自分が嫌になってしまって、
友達と会っても前みたいに楽しめていない自分がいる。
しかもこれからそう思ってしまう対象の友達が増えていくんだろう、
純粋に友達として付き合える人は今後いなくなってしまうんだろうか。
という不安。

きっとそんなところだろう。
この感情を抱かなくなる日は来るんだろうか。
今の所、出口が見えないトンネルなのだが。

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