リハビリファームオープンDAY第2弾~テントサウナとハーブティー体験
大好評のリハビリファームオープンDAY。第二弾はテントサウナの体験と、リハビリファームで採れたハーブを使ったハーブティーを味わってもらうというもの。
使うハーブは、先日収穫したローゼルとミントとローズマリー。
ローゼルは、栄養が豊富で、美容と健康に良いハーブです。栽培することでCO2を削減し、地球温暖化に役立ち、地下水や土地を浄化する能力があると言われています。
赤色の成分は、アントシアニンという、抗酸化物質ポリフェノールの一種。他にも、ビタミン・ミネラル類や、アントシアニン色素・ペクチンなど、美容と健康に良い有効成分がたっぷり含まれています。
ガクの部分を乾燥させてお茶にすると美しい色の酸っぱいお茶ができます。
フレッシュミントはとにかく爽やか、ガムを食べているような爽快感です。
オープンファームはあいにくの雨で、テントサウナの前にタープを張りました。エントランスから来てもらえば濡れることはありません。
テントサウナとは、アウトドアで使うテントの中でサウナを行うことです。耐熱性のテントの中で薪ストーブを炊き、テント内を高温にします。テントの中ではヒロさんがストーブを組み立てています。
薪ストーブの上で石を温めると、ロウリュが出来ます。
ローリュウとは、サウナストーンに柄杓で水をかけて、湯気や蒸気を立ち昇らせることです。
ヒロさんが手にしているのは、「ヴィヒタ」と言われるもので、白樺の枝を束ねたものです。フィンランド式のサウナで利用されており、2000年前からフィンランドでは使われているそうです。
ヴィヒタで肌を叩くことは、発汗効果・血行促進や美肌効果、保湿効果がありますが、病院で入るテントサウナは着衣を着たまま入り、手や腕などで体験しました。ヴィヒタを水に浸し、白樺のエキスを染み出させます。そのヴィヒタで浸した水をサウナストーンにかけると湯気で一面が真っ白になりました。
利用者さんや患者さんは、順番にテントサウナに入ります。中にはパイプ椅子が並べてあり、また車椅子も入れます。
テント内は程よい湿気で、じんわりと汗がにじみます。白樺の樹液の甘い
香りが広がります。
室内に入れない人たちは、エントランスに作ったファイヤーピットの周りで暖をとりながら、ハーブティーを飲んだり、ポップコーンを食べたりしながら順番を待ちます。
鍋の中でポップコーンがポンポンはじけています。味付けは和の物も使えます。出汁の粉末もなかなか味わい深い。
サウナから続々と利用者さんが出てきました。
100歳の利用者さんは初めてのハーブテイーに、長生きしてよかったと喜んで下さいました。
ねじり鉢巻きの利用者さん、ひと風呂浴びて来たかのような、良い顔色。
暖かくて気持ちが良かったとおっしゃっていました。
天候が悪い日ではありましたが、雨の後には虹が出て歓声が上がりました。
リハビリファームが、これからも皆様に愛される場所になりますように。