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【わたしのこと】手術でボロボロのこころを救った言葉

子宮筋腫の手術が終わり、退院となった。手術でおなかが痛いわ、声は出ないわ、体力は戻らないわで、退院の喜びは少ない。

手術痕にはテープが貼ってあるので、どんな様子なのかはまだよくわからない。それからお風呂にも入れるようになって、退院して、活動できるようなになる。回復するにつれて、どんどんケロイドが盛り上がって、グロテスクな見た目になっていった。
保護テープの張替えをするごとに、ケロイドが成長していくのがわかる。

足の手術箇所にも、ケロイドは大きく残っている。

身体を切ったり縫ったりするのはもう3回目で、これで手術痕は4か所になる。まるで継ぎ接ぎされた人形みたい。「変わっていく」私の身体。こんなに傷をつけて、どんな価値があるのだろうと意気消沈する。商品だったらもうボロボロで買い取ってもくれないんだろうな。自分が女であることを思い知らされる。やっぱり美しくないのは嫌だ。

そんな時、twitterをスクロールしていたら、『傷跡の数は努力の数』という投稿を見かけた。残念ながら、誰の投稿で、どのような文脈で語られていたのかメモするのを忘れてしまった。メモするのを忘れるくらい、私はその言葉に衝撃を受け、一気に救われた。

傷跡をさする。目に見える傷跡は、私のこれまでの努力を可視化してくれている。
私はただ寝て目覚めて退院したわけではないのだ。

人に見せて回るものではないけれど。手術でできた傷はどれも自分が選択して、引き受けた結果できたものだ。検査、手術、リハビリ、まさかの後遺症。そのすべての経過を手術跡が思い出させてくれる。

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なな
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