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【わたしのこと】楽しく生きている人をみるのは楽しくて少し苦い

【私のこと】ミイラ取りがミイラになった|なな https://note.com/3337777/n/nf54e89ea95e3

ジャニーズという新しいトリップ方法を手に入れて、私の世界は前より広くなったし、色んな人に会えた。

初めてTwitterでライブの同行者を応募したり、十何年ぶりにカラオケに行って、上映会をしたり。青春時代に体験しなかったことを取り返そうとするような、つらい仕事から異次元に行くためのチケットをとるための行動でもあった。理由はなんであれ、充実していて楽しい。

特に衝撃だったのが、ある主婦の方との出会いだ。ライブでは毎回一緒だが、それ以外で会うことは、ジャニーズ以外ではほとんど無い。
その人は小さい子どもさんがいながらも、お子さんを親御さんに預けて、時にはお子さんと一緒にエネルギッシュにライブに参加した。何よりその人はいつも笑顔で綺麗で可愛くてはつらつとしていて、『ビタミン』を人間にしたみたいな人だった。アイドルに負けずキラキラしていて、好きな推しについて、とても嬉しそうに話す。

私の「自己犠牲=母親」の概念の全く枠外にある人。それでいて子どもさんを強く愛している。
ある時、「なんでそんなにいつも綺麗で楽しそうなんですか?」と単刀直入に聞いてみた。どんな思考回路だったら毎日そんなに楽しそうなのか、不安障害と生きていた私は、全くわからず少しでもヒントが欲しかった。

「だって、私の周りのお母さん、ノーメイクで髪もバサバサで、自分に時間をかけてないんだもん。私は綺麗でいたいし、毎日ハッピーに暮らしたい。子どもだって、いつも楽しそうなお母さんの姿を見てるほうが嬉しいと思う」
人生の全てを母親としてだけではなく、自分のものとして「楽しく生きる」。極めてシンプル。
(もちろん、ノーメイクで髪もバサバサのお母さんを否定するものではない。)

こんな人が私のお母さんだったら、私の人生の捉え方も違ったのかな…。あり得ない想像を打ち消す。
そもそもうちの家族とは交わらないだろうなと思う。
憧れは、自分と最もかけ離れた存在に感じる感情だ。まるで自分とアイドルのそれみたいに。
他人にどう思われるとかじゃなくて、まっすぐ自分のために楽しく行きたい。こんな人に私もなりたい!役割に縛られることなく自己選択しているその人が凄く眩しかった。
初めて会ってから4年ほどたった今、私はその人に少しでも近づけているだろうか。彼女が伝えてくれる、「ななちゃんのエネルギーが私を元気にしてくれているんだよ」というメッセージを、以前よりは、素直に信じられるようになっているから、少しくらいは距離を縮められているといい。

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