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#中国ライブコマース を考える(第3回)〜Momoが発表した「2017年ライブ配信主レポート」から視聴者像を読み解く〜

中国のインターネットが分かるノートということで、1~2月の頻度で1つテーマを決め、それを解説しています。

今回のテーマは日本でも注目を集める「中国ライブコマース」。中国ではどれくらいの規模感なのか、今後も成長するのかを定量的に公開されているデータを中心にまとめながら、各社の動向を踏まえ業界がどういう方向に向かうかをまとめてみようと思います。

それぞれ1000~1500文字数です。(増えました...)

(第1回)ライブとショートムービーとの融合
(第2回)Taobaoライブコーマスの成績
(第3回)【Momo調査】ライブ配信者レポートの怪しさ
(第4回)【Momo調査】ライブ配信主のレポート
(第5回)Momoのライブ配信分析
(第6回)YYのライブ配信分析
(第7回)ライブコマースプレーヤーの整理
(第8回)BATのライブコマース展開
(第9回)网红にとってのライブ配信とライブコマースの役割とは
(第10回)Douyuの発展から考えるライブ配信プラットフォーマーの戦略
(第11回)ライブコマースはTVショッピング市場をリプレイスできるのか?
(第12回)中国のライブコマース展望
(番外編)Momoは本当に出会い系なのか?恐るべし彼女たちのマーケティング


自社もライブ配信を提供するMomoが発表した2017年ライブ配信主レポートを取り上げます。自社の決算でもこの数値を引用してくる可能性があるとみて、先に解説してみます。結論はかなり怪しい数値です。

インターネットを通じて数万人(対象者など詳細見つからず)にインタビューした結果がまとめられていますが、正直このアンケート結果は自分が実際に上海の人たちに聞く話とは乖離しています。どこらへんが乖離しているのかを突っ込んでいきながら、どのような人たちがライブ配信を使い課金しているのかを見ていきます。(今回は視聴者側のレポートの解説です。)

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