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他者紹介 〜そこに、温度がある人たち。〜

昔から自己紹介が苦手で。
自分のことがよくわかっていないので、「私はこれこれこういう人間です」という説明が、上手に出来ない。
自己紹介を求められても、
「羽島俊洋です! 身長163㎝! 体重73㎏! 視力2.0! 好きな柱は蛇柱です! 押忍!」
とか言ってごまかす。

自分の長所がどういう点なのかわからないので、元・彼女に電話で、
「俺のどういうところが好きやったん?」
って聞いたことがある。
今思えば、大変に恥ずかしい。
元・彼女は少し考えた後に、
「人の悪口言わへんとこかな……」
と答えた。

noteの自分のページに、「プロフィール」という項目がある。
「プロフィール」というからには自己紹介をするんだろうけど、
「僕はnoteでこれこれこういう文章を書いています!」ってことも、よくわからない。
タメになる文章でもないし、大笑い出来るわけでもないし、エモいわけでもないし……。

僕の文章って、どういう文章なんだろう。

『kandouya』というwebサイトの『そこに、温度がある人たち。』という特集に、掲載していただいた。

僕のnoteをきっちり読み込んだ上で、僕の紹介をしてくれている。
比較的高評価だった3作のnoteも、取り上げてくれている。
これ、このままプロフィールに出来るんちゃう?
「自己紹介」ならぬ「他者紹介」として。

なぜかというと、本当に「文章を仕事として書く人が無意識で使う型」みたいなものがいい意味でまったくなく、ストレートな思いと感情がそこに現れているから。
「心を揺さぶる人をご紹介したいです」と言った私の気持ちは、こういう「とにかくまっすぐな気持ちで胸を打ってくる人」を求めているとも言える。けれど「よみもの」としてしっかりと成立しているし、表現もきちんと伝わるので、ハシマさんは言葉で何かを伝えるセンスのある人だ。
けど、あえて「変にうまくなってほしくない」なあ…。そのままのハシマさんでいてほしい。

今までも何人かの方に、「あまりうまくなって欲しくない」ということは言われた。
当の本人は「うまくなりたい……」と思ってもがいていたわけだけど、このままの自分でいいんだなと。

元々、なにごとにおいても「小細工が出来ない」タイプなので、このまままっすぐまっすぐ進んで行きます。
まっすぐまっすぐ進んだ先にどんな風景があるのか、その時僕はどうなっているのか。
想像すると、楽しくなってニヤけて来ました。

森花さん、ありがとうございました!

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